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#連載小説
「オッサンの放物線」 #11えべっさん
~連続しょうもな小説~
「オッサンの放物線」 第十一話 えべっさん
2023年1月10日
私の仕事は正月は毎年元旦くらいしか休みがないので、家族で初詣は行かない。
その代わりに1月9日から11日のどれかで恵比寿大祭に行く。
しかし何度も言うが、子供達が大きくなった為そういう年一回のイベントにも全員揃うことは無くなって来た。
寂しい気持ちも少しはあるが、これは自然な流れであるし、成長であるし、何
「オッサンの放物線」 #12招かざる客
~連続しょうもな小説~
「オッサンの放物線」 第十二話 招かざる客
2023年1月9日
今日は成人の日だ。
私は車通勤なので見れないが、電車や街には晴れ着姿の若者達が沢山いることだろう。
そして私の長男もスーツ姿でバイトの仲間達と成人式へ行くらしい。
大学の入学式前にちょうど国からの給付金が出たので、息子のスーツと礼服を買う事ができた。給付金については賛否両論あったようだが、タイミング的にウチ
「オッサンの放物線」 ♯2耳から弾丸
~連続しょうもな小説~
「オッサンの放物線」 第二話 耳から弾丸
2022年12月31日
振り返った私は驚愕した。
女性(の様なモノ)がお茶漬け(の様なモノ)を食べている。
食べているのだが、食べている口がケツなのだ。
顔の下半分が尻で。
尻でお茶漬けをすすっている。
どうなっとんや、コレ…。
ほんで周りの人間、なんで気づかんのやコレに。
私と目が合った女性(の様なモノ)は怒った様に席を立ち
「オッサンの放物線」 #1フードコート
~連続しょうもな小説~「オッサンの放物線」 第一話 フードコート
~この物語に着地点はない~
2022年12月31日
今年は珍しく大晦日と元旦が連休だ。
今の仕事に就いて27年になるが、ひょっとしたら初めてではないか。
だからといって子供達が大きくなった今、特にどこかに出掛ける訳でもなく。
長男はバイトだし、末っ子は受験生だし…。
家でゴロゴロするのもアレなんで、末っ子に弁当を置いて妻と娘