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絶対に忘れてはいけない国債の話:Vol.19
こんにちは、祐樹です。
起業20年目、年間50冊のビジネス書を読み、ビジネスと投資で億単位を稼いできました。
この記事は、そんな僕が多くの失敗から学んだ「絶対に忘れてはいけない知恵」を端的にまとめたものです。
お金・ビジネス・投資でお役に立てれば幸いです。
🌟日本政府の債務は大きいが、資産もまた多い
日本政府の債務は対GDP比200%以上と高い基準にある。
しかもその債務は毎年増え続けている。
ただし日本政府は資産も大きい。
具体的には金融資産(外貨など)や実物資産(公共の建物、港湾、道路、森林など)などがある。
そのため純資産でみると政府の財政状態は健全という意見もある。
🌟国債は国(政府)の借金
国債は国にとって借金になる。
ただし借金だからといって、国債が悪いわけではない。
確かに個人の借金はないほうがいいが、政府の借金はあったほうがいい。
なぜなら国の運営は会社運営と同じだから。
会社は借金をして設備投資等で規模を大きくするのが普通であり、借金は欠かせないと言える。
🌟自己資金だけで起業などできない
先祖代々の莫大な資産でもなければ、自己資金だけでは起業は無理。
たいていの企業は銀行から金を借り、起業後も金を借り続ける。
そのお金で設備投資(機械を買ったり、自社ビルを建てたり)をして商売を広げる。
政府も同じく、国債を発行して借金して国家を運営するのが普通。
🌟政府は国家運営のために国債を発行する
国債は「企業の借金」と同じ。
国家運営には不可欠なものと言える。
国債は日本政府の年間予算が決まった時に発行される。
税収だけでは予算不足になることが多々あるため、税収が足りない分を国債を発行して補う。
🌟国債を発行しない場合、予算を減らすか増税するかの2択になる
予算を減らすのが手っ取り早い。
ただし市中に出回るお金が減るため不景気になり得る。
予算削減を賢く行なう必要がある。
また増税すれば不景気になる可能性が高い。
もし予算を減らさず、増税もしないなら、国債発行で予算を賄う形になる。
🌟政府予算の内訳
財務省のホームページに掲載されている。
予算の歳出(出ていくお金)
社会保障費・公共事業費・防衛費・国債費など。
国債費とは、国債発行による借金の返済や利払いに使うお金。
予算の歳入(入ってくるお金)
税収・公債金など。
公債金とは税金では足りない分を国債発行で賄うお金。
🌟政府の歳出構成(令和5年)
一般歳出
72兆円(63%)
内訳は社会保障費36兆円、防衛関係費10兆円、公共事業費6兆円。
地方交付税交付金等
16兆円(14%)
国債費
25兆円(22%)
内訳は債務償還費16兆円、利払費等8兆円。
社会保障費、地方交付税交付金、国債費の3項目が大きいことがわかる。
🌟地方交付税交付金等とは
地方公共団体(都道府県・市区町村)の公的サービスに格差が生じないように、国が地方公共団体に支出するお金。
地方公共団体は地域ごとに財政力の違いが出る。
令和5年の政府の一般会計予算では、歳出の14%を地方交付税交付金等が占めた。
🌟政府の歳入構成(令和5年)
租税及び印紙収入
69兆円(60%)
内訳は消費税23兆円、所得税21兆円、法人税14兆円。
公債金
35兆円(31%)
内訳は特例公債29兆円、建設公債6兆円。
特例公債は赤字国債と呼ばれる。
借金を払うためにさらに借金をしている状態。
その他収入
9兆円(8%)
🌟政府は国債を民間金融機関に売っている
民間金融機関とは銀行・証券会社・郵便局など。
政府は国債を民間金融機関に売って、その代金を予算に使う。
仮に50兆円足りなければ、財務省は1年かけて50兆円を調達しなければいけない。
ただし一度には調達できないので、国債を毎週売って少しずつ調達している。
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お読みいただきありがとうございました。
お金・ビジネス・投資の知識武装にお役に立てることを祈っています。
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