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[memo魔のmemo帳]

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考えることが趣味です。 面白いことも、クダラナイことも、真面目なことも。どんどん考えるから、頭のなかのアレコレをmemoに移していかなきゃ。 そういう目的のマガジンですが、もし良…
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記事一覧

トリガーと私

トリガーと私

意図すれば

いつでも引けるトリガーを

引かぬ私は

心の王様

(作 / 吾妻雪)

眠る猛獣

眠る猛獣

その猛獣を起こしてはいけない

猛獣は自らの意思で眠っている

「心地よい音楽に眼を潤ませ」

「道端の草花のにおいを嗅ぎ」

「目の前で跳ねる兎を愛でる」

そんな夢をみている

猛獣が眠り

あなたは猛獣を眠らせておく

win winであるこの状況を

崩すなら

それは無への入り口なのだ

こんなのどうだろ?

こんなのどうだろ?

いっこ
いいこと思いつきました

「すごくキライな人を
許さないと幸せになれない」
そういう
教え⁇みたいなのがあります

だけど私
どうしても
どうしても
大キライな人を
許すなんてできない!
許しているところを想像しただけで
具合がワルくなりそう!

だけど確かに
キライな人のことを考えると
イヤな気分になるし

「許せない」
「許さないと幸せになれない」
この重たい2択にはさまれて
ウンザリ

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天使の翼はトカゲのしっぽ

天使の翼はトカゲのしっぽ

天使の皆さん

朗報です

天使の翼は

折られても折られても

何度でも生えてくるんですって

トカゲのしっぽみたいに!

拾った弾丸

拾った弾丸

あたしはちゃんと覚えている

幼かったあの日

道端で弾丸を拾った

交番に届けたら

お巡りさんが笑って言った

「これは雪ちゃんのものだよ

神様がくれたのかな?」

そうして私の手のひらに

弾丸をもどしてくれた

玩具だったからだろうけど

でもね

あたしには

それは本物だった

あたしをいつも守ってくれる

銀色の弾丸

宝箱とルールと私

宝箱とルールと私

机の中の宝箱

凄いものでいっぱい

道に落ちてたプラスチックのビーズ

振り子時計の銀の振り子

ママにもらった薬瓶割りざらざらハート

パセットシンちゃんのマスコット

キミがくれた弾丸

あの人の頷き

あなたと笑った10秒間

見知らぬ人から渡された秘密メモ

宝箱に入れるものは私が決める

誰が何と言おうと

絶対に宝物しか入れない

そうそう

宝箱の中で

小さな青虫を育てたこともあ

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面接大好き

面接大好き

私は

“面接”というものが大好きです

だって面接では

私について

たくさん
質問してもらえるからです

私について話す機会って

普段は滅多にないから

面接って

私にとって特別嬉しい時間です

『何を聞いてもらえるかなあ』って

楽しみでしょうがないのです

1000ピースパズル

1000ピースパズル

突然受け取った

1000ピースパズル

これは

神様からのプレゼント

私はまず

ど真ん中に

最初の1ピースをおいた

周りの人たちは教えてくれる

「端っこから組み立てるのがコツだ」と

せっかくのアドバイスだけど

私は私のやり方で進める

真ん中からじゃなきゃだめなんだ

皆んなは知らない

このパズルのゴールは

実は800ピースであることを

あとの200ピースは

どうでもいい

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わたしの漢字事情

わたしの漢字事情

 もろもろの事情で、私個人としては使いづらいなあと思う漢字がいくつかあります。

 たとえば「忙」。

 『心を亡くすと書いて忙』とよく言われますす。とすると「忙しい?」なんてメールやお手紙を送ったとしたら、「あなた心を亡くしてない?」って、ずいぶん失礼な事を聞いてるみたいな気分になっちゃう。

 だから私、「忙」とは書けずに、いつも平仮名を使っています。

 それから「落ち着く」もそう。
おちつ

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あたしの芸術論

あたしの芸術論

いわゆる芸術って

超絶技巧であろうと

下手っぴであろうと

要は

シンプルに

「それがいいかどうか」

なのだと思います

芸術の要は

ときに希望であり

ときに絶望であると思います

芸術をめぐり

繰り広げられ続ける

悲劇と喜劇

こんな世界が

私は堪らなく好きなんです

ホームラン予告みたいに

ホームラン予告みたいに

真っ直ぐに指差し

ホームラン予告みたいに

こう言います

これからは

隠してきた本当の顔を

お見せして参ります

私の本性を怖がる人は誰?

私の本性を気にいる人は誰?

何にせよ

この先にあるのは

もっと透明で

凛とした世界でしょう

その世界で

清々しい風に吹かれましょう

実は、私。(ショート小説)

実は、私。(ショート小説)

「ポリスマンを易々と振り切り

見事な完全犯罪をやってのける

我らこそこの世の支配者なのだ」



檻の中の囚人達が

勝ちどきをあげているのを

私はベンチでぼんやり眺めています

実は



生まれたときから

未来が見えるんです

ちょっと厄介ですが

今に始まったことじゃないですし

まあ、それはそれって感じです

『未来の囚人達よ

今を楽しむのは大事かもしれません』



無責

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