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超しっとり柔らか 芳醇なる干し柿のケーキ


ちょうど今頃、
実家で貰ってきた、あるいは実家から送られてきた干し柿がたくさんあるんだけど、、という方いらっしゃいますよね?

干し柿は美味しいし好きでもあるし、食べるには食べるけど、、
こんなにたくさんどうしよう...
冷凍してもいいんだけど、でもなぁ...なんてことになってませんか?


まさに我が家がその状況に置かれていたのです。

実家から、母お手製の干し柿が大量に送られてきた。

あのよくあるプラスチックのお弁当箱3箱分にぎっちり詰められた干し柿。
35~40個くらいあるだろうか? ← きちんと数えてもいない。写真だって撮ってなかったww 無防備で構えることがない、実家から届く物に対しては大体そんな感じ。


その量の多さには辟易したけれど、
送られてきた干し柿はあんぽ柿のような半生タイプで
凝縮した甘みとみずみずしさが感じられた。

とっても美味しい。

ただ、
半生だけにそんなに長期間の保存はできない。

冷凍するなら別だが、冷蔵なら1週間~2週間だろうか。
傷む前にせっせと食べなければ。

それにしたって、1日に2、3個も食べればいい方だ。

更に問題なのが、
我が家は私と夫Rと長男Jの三人家族というのに、
長男Jはドライフルーツの類をまったく食べないときた。
もちろん干し柿だって例外ではない。

彼のドライフルーツ嫌いは、食わず嫌いじゃなかろうかと思うのだが...

ともかく、
この長男Jの食の嗜好のおかげでクリスマス菓子のパネットーネも、
レーズンとオレンジピール入りのクラシコを買うことはない。

本場イタリアであれば、ドライフルーツなしのチョコレート、ジャンドゥ―ヤ、カスタードクリーム、レモンクリーム、ピスタチオといったフレーバーが多種多様展開されているので、長男Jにおいても選び放題なのだが。

日本ではそうもいかず、購入できるのはクラシコかせいぜいチョコチップ入りくらい。
結局パネットーネは諦めてパンドーロ一択ということになる。


話が逸れてしまった。
そう、干し柿である。

私と夫の二人でそうそう食べきれる量ではない。

大量の干し柿をどうにか食べるには、
それもドライフルーツが苦手な人でも食べられるように、、


そうだ、ケーキだよ!
と、ポンと膝を打つ。

ケーキにしてしまえば、
形と食感がわからなければ、
かの長男Jだって食べられるにちがいない!!


🎂 🎂 🎂


クイズを出題していました。


PATAさん✨お見事!正解でした!

おじさま✨答えは干し柿だろうと思いつつ、ということでしょうが、なかなかイカしたお答えでしたww

北欧の街角でさん✨色々と考えていただきありがとうございました。過去のクイズからの類推に日本的な食材からドライフルーツまで…


ということで、今回の優勝者はPATAさんです🎊🎊

クイズに参加いただきありがとうございました。
おじさま、いつもありがとうございます。
今回初参加のPATAさん、北欧の街角でさん、不定期でやっているクイズですが、またぜひご参加いただけたら嬉しいです♪

それではレシピを紹介していきましょう。


材料

直径21㎝型1個分
・干し柿(可食部) 320g
※あんぽ柿のような中が柔らかい半生タイプのもの
・レーズン 100g
・無糖ヨーグルト 100g
・サラダ油 100g
・砂糖 120g
・塩 ひとつまみ
・ラム酒 15g
・バニラエッセンス 5g
・牛乳 50g
・卵 2個
・薄力粉 150g
・ベーキングパウダー 4g
・重曹 4g

※レーズンが苦手な人はどうぞレーズンなしで作ってください。


作り方

下準備)
・レーズンは一晩水に浸けておく。
・ケーキ型に薄くバターを塗り(分量外)、オーブンペーパーを大きさを合わせてカットしたものを敷いておく。
・薄力粉、ベーキングパウダー、重曹はあわせて振るっておく。
・干し柿は包丁で細かく切っておく。

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↑ オーブンペーパーを大きさを合わせて、ピッタリ敷いて。

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↑ 干し柿は細かく刻みます。


1.水に浸けておいたレーズンをギュッと絞って水気を切る。
大きめのボウルに、レーズン、ヨーグルト、サラダ油、砂糖、塩、ラム酒、バニラエッセンス、そして刻んだ干し柿を入れてホイッパーで混ぜ合わせる。

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↑ 材料を混ぜていきます。レーズン入れるので結局長男Jは食べられない件w美味しいのになぁ。


2.1のボウルに牛乳と卵を加えて混ぜ合わせる。
ここでオーブンの予熱を始める。温度は170℃でこの時必ず天板も一緒に温めること。

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3.2のボウルに振るっておいた粉類を加えて混ぜ合わせる。
これを型に流し入れて170℃で25~30分焼く。様子を見て時間を調整すること。

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↑ 型に流し入れて、

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↑ 生地が少し多かったので、マフィンカップ2個分余分にできました。

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↑ 焼けました♪

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↑ 何ともいえない豊かな香り♪
これもドライフルーツの成せる技。

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↑ 型から外して。これは底面が上になってます。このツヤ感がまた美味しそう♪

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↑ 表面もツヤツヤです。

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↑ 手に持った感じもとっても柔らかくて。

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↑ 表面に粉糖を振っても良いですね。
おもてなし向きに♪


焼いた当日より翌日、翌日より翌々日、、
といった具合に日が経つほどに味がしっとり馴染んで美味しくなります。

少しずつ、長く楽しむことのできるケーキです。


レーズンを水に浸けておくなど、ちょこっとした下準備さえしてしまえば、材料を混ぜ合わせて焼くまで短時間でできてしまうとっても簡単なレシピ。

それでいて、
このケーキのしみじみと味わい深い、滋味あふれる美味しさというんのは
ひとえにドライフルーツのおかげでしょう。

ドライフルーツにするための手間をかけてくれた人のおかげ。


シブくてそのままでは食べられない柿を、
あま~い、おいし~~い干し柿にする、
その手仕事に対して感謝したいと思います。

手間を惜しまずにひとつずつ仕込んで、
乾燥するまで干しているその間も時々やさしく揉んであげて。

なんていうか、
余裕がないとできないことだなぁって、私などはそう思ってしまいます。
心の余裕に、物質的に干す場所の余裕。


そのうちに、何年か後に、私も干し柿を作っているだろうか?
今はまだ想像もできないな...


今日もお読みいただきありがとうございます。
それではまた。



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