【詩】風の時代 詩は自由に 詩の風が吹く
風の時代は
詩人が自由に
詩を風にのせる
自分自身から
ことばから
霊感から
詩をうたう
かつてのシステムは
そのまま放っておきなさい
出版物のニーズから
編集者の好みから
日本社会の代弁から
ことばを紡ぐのではなく
風の時代は
詩人が自由に
詩を風にのせる
自分自身から
ことばから
霊感から
詩をうたう
風の時代がやってきた
風の時代に
すべての風が詩を伝えるだろう
ことばに値段がつくことは
そのまま放っておきなさい
貴方の手から手放した
詩の風が伝える価値を
豊かさとして受けとるように
風の時代に
すべての風が詩を伝えるだろう
貴方の手から手放した
詩の風が伝える詩を
我がものとしないように