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編集・ライター。徒然です

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最近の記事

仕事を“選ばない”という選択

どこかのSNSで見た「仕事を選ばずになんでもやっている人を追いかけている」という投稿について。私も同じくそんな人が気になる。 昔は、かっこいい仕事、憧れる仕事をしている人が すごいな、うらやましいなと思っていたけど、 そうじゃなく、どんな仕事も一生懸命やっていることが かっこいいなと思うようになった。 おしゃれさや、見た目的なことではなく、 泥くさくてダサいことにも真実はある。 地味な仕事にもそれぞれの困難がある。 いろいろな方に取材していて気づくのは、どの人も まわり

    • 「何者かにならなければならない」という呪いについて

      なぜ、親は子どもに習いごとや多様な経験をさせたがるのだろうか。 豊かな人生とか、選択肢を増やしたいとか、いろいろ理由は あるだろうが、将来に役立つかもしれないから、とさせている気持ちが 少なからずはあるからとも言える。 なぜ将来のためにいろいろな経験をさせたがるのだろうか。 それは、「何者かにならなければならない」という思いがあるからではないだろうか。 その思いは、「個性」「特別」とか、そういった言葉がもてはやされる時代になり、 より一層強くなったと思う。なんだったら40

      • 映画『虹をつかむ男』のロケ地となった脇町劇場オデオン座。まるで映画のように紡がれた、奇跡的な復活物語とは

        「私は田中裕子さん演じる八重子の出身と同じ、“亀有”から来たんですよ」 「吉岡くん演じる亮は柴又出身で、うちは柴又にも近いんです」 と言いたいがために、私はこのオデオン座で開催されるライブのチケットを取ったのかもしれない。 映画『虹をつかむ男』(1996年12月28日公開)を観て、 そのロケ地になった場所が今どうなっているのか、 どう残されているのかがとても気になり、 現地で見たもの・感じたことを記録しておきたいと思った。 当初はただライブを見に行くことが目的だったが、

        • 歯ブラシで弁当を食べる

          公園で弁当を食べている。しかも歯ブラシで。 歯ブラシの柄で。 なぜこんなことになったのか。 時を戻そう。 10分前。とある人気お弁当屋に私はいた。 要予約、前日の20時にオンラインで予約した。 いそいそ、わくわく。 弁当屋の店主とは、1年ほど前に面識があり、 会うのも1年ぶり。こちらもドキドキ、わくわく。 お店に到着、1年ぶりの再会に会話。 あれこれと盛り上がり、弁当を引き取り、 お金を払う。 そして近くの公園に到着。弁当を食べるためだ。 で、引き取った弁当を見たら

        • 仕事を“選ばない”という選択

        • 「何者かにならなければならない」という呪いについて

        • 映画『虹をつかむ男』のロケ地となった脇町劇場オデオン座。まるで映画のように紡がれた、奇跡的な復活物語とは

        • 歯ブラシで弁当を食べる

          ふくよか母さんと、キチキチ母さんの心

          先日、人生最大マックス体重を記録し、 こりゃやべーやべーとダイエットに取り組みました。 ・お菓子をやめる ・筋トレ ・玄米主食 などが主な方法ですが、まあそれだけで2キロくらいは 落ちたので、どれくらい普段お菓子食べてたかは、さておき。 自分の体や食生活のことをいろいろ気をつけていると、 子どものこともいつもより気になるようになります。 「なんで連絡帳見せないんだ」 「なんでプリント出さないんだ」 「なんでこんな簡単な問題ミスする」 「なんで水筒忘れるんだ」 いつものこ

          ふくよか母さんと、キチキチ母さんの心

          顔を出さない2.5次元アイドルのライブを生で見た感想と、そこから気づいたこと

          兼ねてから娘が好きな2.5次元アイドルのライブに同行した。 私は、そのアイドルに全く興味がなかったが、顔出しをしていない匿名性のある アイドルの顔を見てやろう、というある意味ミーハーは気持ちでライブを楽しみにしていた。 とても広い会場で、娘が当選した席はステージまでかなり距離がある席だった。 150か、いや200メートルか。 これだと遠すぎて顔が分からない。でも双眼鏡を持参したから、 ある程度は見えるだろうか。 そんな気持ちで、ライブはスタートした。コロナ禍ということで

          顔を出さない2.5次元アイドルのライブを生で見た感想と、そこから気づいたこと

          レイコさんというすごい人

          私が白髪の根元染めに通っている美容院(1回2200円)に「レイコさん」というすごい人がいる。どんな人とも上手に会話をし、とても楽しく過ごさせてくれる人で、正直この格安カラー専門美容院には、ふさわしくない人だとも感じているほどすごい。 私がその美容院に通い始めたのは、1年ほど前。根元の白髪が気になり始め、自宅でカラーをしていたのだが、洗面が汚れる・バスルームの壁が汚れるなどの弊害が大きく、「今は美容院でも安くカラーができるから、これなら専門店に頼った方が楽だし家に被害もないだ

          レイコさんというすごい人

          「了解しました」が「承知しました」に変わっていく、ゆるやかな時代の温度

          仕事のメールやプライベートでのラインのやりとりで、とてもよく使っている言葉に「了解しました!」がある。初対面の人でも、こちらの軽快な雰囲気を出すために「了解しました!」と返すこともよくある。 なんの違和感もなく、数年間ずっとそれを続けていたが、ある人が「承知しました」と返信をくれた。その瞬間ふと、「ん?なぜ了解しました、ではないのだ?」と疑問に思った。 すぐさま検索、「了解しました」「承知しました」の違い、とは。 するとその結果に、どきりとした。「了解しました」は、目下

          「了解しました」が「承知しました」に変わっていく、ゆるやかな時代の温度

          習いごとは、子どものためでなく、親の「時間」「生き方」を守るためのもの

          子どもの習いごとについて、ずっと考えている。塾についてもそうなんだけど、 「果たしてこの習いごとは、うちの子にやらせる意味はあるのか」 「そのお金を払うだけの価値があるのか」 基本ケチな私だから、そんなことをずっと考えている。「いろいろな体験をするきっかけになる」とか「水泳ができるようになると体育の授業で得になる」とか「成功体験が増える」とか、一般的に言われていることは十分わかっている。 ただ、世の中のキッズが一般的にやっている習いごとに、私は正直なんの魅力も感じず、

          習いごとは、子どものためでなく、親の「時間」「生き方」を守るためのもの

          嘘をつかない、ということ

          『あさイチ』に出ていた杉咲花さんが言っていた言葉。 「いかに嘘をつかずに演じるか」。 インタビューで若葉竜也さんも言っていたけれど、 目の前の俳優さんに合わせて返していくだけ。 演じる=嘘ではなく、いかに人間として存在しながら、嘘なくその人物を表現していくかということ。そう考えると、俳優は人間性の塊であるからこそ、ちゃんと生きている人でないと演じられないのではないかと気づく。 表に出る人、公に立つ人こそ人間性が求められる。ちょっとそこの政治家さん、聞いてますかという

          嘘をつかない、ということ