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変化とは「手放すこと」かもしれない ーCRAZY入社後エントリー

CRAZYに転職して半年を迎えた9月。
この半年間は、人生で忘れられない程の濃密な変化を体感した日々でした。

「人生の第二章を迎えることになる」という確信が湧いている今、その感情や出来事を残しておきたい。

そう思って筆を執ることにしました。


私がいま働いているCRAZYは、「私たちは、人々が愛し合うための、機会と勇気を提供し、パートナーシップの分断を解消します。」というパーパスを掲げ、IWAI OMOTESANDOという施設で結婚式を提供している会社です。

私は今、そんな会社で「人の可能性が最大限開かれ、その先で企業や世の中に大きなインパクトを残す転職エージェント」を生み出そうと、事業立ち上げを推進しています。

資本主義社会において、「こういう人生にしたい」「こんな社会を作りたい」といった「真の願い」は、利益や効率化との矛盾が生じやすく、どちらかを諦めてしまうことが少なくありません。
 
どちらも諦めることなく、“且つ”に挑む個人と法人が出会うきっかけをつくることで、「真の願い」と「経済合理性」を統合できる社会の実現を目指します。

CRAZY CAREERのコンセプト

ずっとコーチングをしてきた私にとって、人生のど真ん中ともいえるこの事業をCRAZYの仲間とやりたいと思ったのは、「人生やパートナーシップの本質的な変容」に最も真摯に向き合い続けている会社であると、採用プロセスを通じて感じたからです。

私というフィルターを通して、そんなCRAZYという企業に集まる人が「感動や本物を届けられている理由」が少しでも伝わったら嬉しいです。


これまでの生き方が生み出した入社後の葛藤

入社後、一番に向き合うことになったのは、『優秀であることを捨てる』という壁でした。

私はこれまで『理解されない』という怖れを克服するために、『優秀さ』という分かりやすい基準に基づいて歩んできました。
それは、かけがえのない経験や能力、そして今歩むための土台となる自信をくれたアイデンティティでもありましたが、これからの人生では手放したいものでした。

そんな中で「未経験」かつ「所属したばかり」の企業で経験する新規事業の立ち上げ。
当然のように「上手くいくこと」の方が少なく、常に「足りていない」と感じる中でも、前に進めることが大事な状況。

そう生きるのは辞めようと思ってはいても、過去の自分が警鐘を鳴らし、「全然ダメだ」という認識のまま走り続ける日々でした。

正直に言うと、相当疲弊してしまっていた6月頃。

でもそんな自分に気づき、声をかけてくれた仲間が沢山いました。

「いっしーが幸せになれないなら、この事業をやる意味はないと、本気で思ってるよ。」
「上手く出来ないよね。でも全力なんだよ。そう歩んでいる自分を認められるのは自分だけだよ。」

1人1人から伝わってくるのは、『あなたらしく歩めるようになってほしい』というメッセージでした。

何度も全社会でシェアをし、勇気をもらってきました。

そんな中、2つのイベントを経験することになります。

1つ目は『ライフプレゼンテーション』という、10分間で人生を語るプレゼンの機会。
「一人の人間としてどう生きるのか?」という問いに、バディの仲間と共に向き合う2週間。
私にとっては、ずっと触れずにいた過去の経験を扱い、抑圧された感情や願いを解放する場になりました。

2つ目は、「Rising」というU理論を基に設計された合宿。
「あなたが捨てがたいと感じる自分の枠組みは何か?」「この命は、何と願っているのか?」という問いに向き合う2日間。
人生でずっと握りしめていた信念に向き直る場になりました。

この2つを通じて、『人の変容は、手放した時に起きる』ということを、体感をもって知ることが出来ました。

ここでは私が手放したものについて、書きたいと思います。

1つは『自分を好きだと言ってはいけない』という強迫観念、
そして、もう1つは『人と人は必ず分かり合える』という人生最大の信念でした。

手放したもの①『自分を好きだと言ってはいけない』という強迫観念

ライフプレゼンテーションのプロセスの中で、これまで思い出してこなかった原体験に気が付きました。

小学校6年生のこと。
小学校の頃から目立ちたがりで無邪気だった私は、6年生の運動会で全く空気を読まずに団長に立候補します。他に希望者がいない中、学校の人気者に紛れ込んで立つことになった応援団長。

本来は嬉しかった経験でしたが、友人の何気ない一言で、応援団長になったことが大きなトラウマになっていました。

本当は前に出たいのに、前に出てはいけない。
自分のことが好きなのに、それを見せてはいけない。

『自分を好きだと言わないこと・思わないこと』がルールになり、自分の成功のカギだと思うようになりました。

しかし、本来の感情を抑圧させた私は、歪んだ見栄を張るようになっていました。今でもそのしこりは残っていると思います。

そんな暗黙のルールに向き合った時間。

コーチとして人に向き合うようになり、誰かを深く理解するようになり、人の溢れる魅力が見えて仕方がない自分。
そんな魅力に「好き」や「美しい」を正面から伝えるようになった自分。

でも、唯一、それを自分に言ってあげることが出来なかった。
誰よりも一番欲しい言葉を、ずっと周りの人に注いでいる自分
に気が付きました。

もう許してあげても良いんじゃないか。
私は、私を好きでいて良いんじゃないか。

バディであるひなさんに勇気をもらい、ずっと握りしめていた『自分を好きだと言ってはいけない』という強迫観念を、CRAZYの仲間の前で、捨てることを決意しました。

迎えた当日。
自分の人生全てを込めて語った10分間は、溜まっていた息を吐き出しきるような時間でした。

沢山準備したけれど、何を言ったのかも、どんな表現だったのかも、覚えていません。でも、それくらいどう見えるかを手放して、自分の全てをそこに掛けたプレゼンテーション。

仲間全員に受け止めてもらい、滝の様な拍手をもらった時、一番奥深くにあった痛みが癒されるような想いがして、私は子供のように泣いていました。

思わずバディのひなさんの前で崩れ落ちた瞬間。笑

プレゼンでこぼれた「私は石原優希で生きられることを幸せに思う。」という言葉。

その言葉を言えるまで、ずっと支えてくれた人たちがいたこと。
自分の背中には、私を想ってくれた人たちの手があったこと。

そんな当たり前のことに、ずっと握りしめていたものを手放したからこそ、気づくことが出来ました。

その日から、自分のままで立てるような感覚を持てるようになりました。
足りないことはある。でも私には確かに光がある。そんな感覚。

そして、周りの人をより愛せるようになりました。それは、他ならぬ自分を受け入れ始めているからだと思います。

手放したもの②『人と人は必ず分かり合える』という信念

こんなに重いテーマに向き合った自分に、まだ手放すことがあるのだろうか。そんな想いを持って参加した合宿。

U理論をベースに森さんのガイドとグループワークが行われる中で、「小さな枠に留まる自分とは何か」を見つめていました。

森さん自身も楽しそうなこの写真がとても好きです。

そんな中で仲間がくれた一言に、脳みそがフリーズします。

「人と人が必ず分かり合える、共に在れると信じていることが、いっしーを苦しめていないかな?」

私にとっては30年間で最も強く信じ続けた信念であり、自分の強さも喜びも、全てを創り出した根源ともいえるもの。
コーチとして歩み続けた8年、人と人との対話を大事にし続けた30年を、半ば否定されたように感じるフィードバックを、上手く受け取れない自分がいました。

それでも意味があるんじゃないかと対話を重ねていく中で、「信念に支えられていたと同時に、そこへの執着が自分の見たい景色を遮っていた」ということに気づきました。

現実はシンプルで、分かり合えないこともある。でも理想に執着してしまう。だからこそ、「分かり合えないこと」や「人と大きく異なること」が時に怖れになっていたことに気が付きました。

この後、何を手にすることになるのか、正直全く分からなかった。
でも、自分の本当に願っていることに向かえる未来がその先にあるはずだと信じ、その日の夜、焚き火を前に、自分のこれまでの信念を置いていくという決断をしました。


翌日、自分が少しずつ変わり始めていることに気が付きました。

当たり前のように同じ想いを共有している仲間がいることを、奇跡のようだと感じる感覚。
苦しさを感じていた分かり合えない瞬間が、どう受け取られるか分からない瞬間が、自然だと感じる感覚。

決して分かり合おうとすることを放棄した訳じゃない。
でも、自分の中にあった当たり前が変わっていました。

人と人は本質的には分かり合えない。
それでも大切だから、分かり合おうとする。
その姿勢そのものが美しい。

そんな人々の機会と勇気に、私はなりたい。
純粋すぎるかもしれない。でもそれを諦めたくない。

全員に理解してもらう未来はない。
でも、声を上げたい。純粋さを信じたい人に届くように。

人生最大の信念を手放した時、当たり前だと思っていたことがとても尊いことであることに気が付けるようになりました。
そして「私も理解されないことがある」という当たり前の現実を、受け入れ始めています。だからこそ、もっと大きく声を上げたいな、とも。

CRAZYで生きること

ここまで、CRAZYの半年間で自分が感じてきた変化を書いてきました。

私が受け取ったものは、これまでこだわってきたものを手放す勇気
そして、本当に在りたい自分を迎え入れる機会でした。

これは1人の経験談でしかありませんが、CRAZYで生きるということは、『真っすぐに自分の命を生きる』ということなんじゃないかな、と思っています。

誰よりも自分に真っすぐに、純粋に向き合っているからこそ、人の挑戦に、これまで歩んできた人生に、全力で向き合える。

複雑な現代で、色んな事を付け足したくなるこの世界で、バカみたいに真っすぐであろうとする仲間とだからこそ、届けられる価値、起こせる奇跡がある。

そんな仲間と共に、大人になるんじゃなくて、子供みたいに夢を追って歩んでいきたい。そう思っています。

合宿を共に乗り越えた仲間たちと。

最後に(読んでくれたあなたへ)

そんな誰よりも人生に向き合っている仲間とだから届けられる価値がある。そう信じて、私たちは転職エージェント事業を立ち上げました。

キャリアチェンジのタイミングを迎え、
『スキルや経験を身に付けたからこそ、自分の想いを大事にするキャリアを選びたい。』
『キャリアもライフも全力で実現するキャリアを選びたい。』
『自分の中で手放さなければいけないものがあると感じている。』
もしそんな想いをもって、真剣に向き合っている方がいれば、お声がけください。

本来の可能性を爆発させ、次の挑戦をしようとする皆さんの力になりたい。
そう思っています。

転職エージェント事業を立ち上げた仲間です。

また、CRAZYという会社もこれから新しい挑戦に向かって行きます。

一度きりの自分の人生、ど真ん中で生きていきたい。
人の可能性に、パートナーシップの未来に向き合いたい。

そんな仲間も募集しています。
もし興味がある方は、ぜひ石原までご連絡ください!

↑個人的にも大好きなリクルートページなので一度覗いてみてください^^

気付けばとても長い文章になっていました。笑
読んで下さった皆さん、本当にありがとうございました!

本当に個性豊かな仲間たちです。笑

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