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運動習慣は、必要性に気付いてから始めるのでは遅い

運動習慣が生活習慣病や認知症・肥満・精神疾患など、様々な予防になり健康に良いことは、広く知られていると思います。

だからといって、働き盛りの忙しい世代や子育て世代の日本人みんなに継続的な運動習慣があるかと言えば、おそらくそうではない現代。
分かっちゃいるけどそんな時間取れない、日常的に疲れているのにさらにしんどい運動に時間を割く余裕などない、とか。

若くて健康なうちは、なかなかその必要性に気付けないのかも知れません。

太ってしまった・健康診断で引っかかった・身体の不調を感じた、などのキッカケがあってやっとこさ運動習慣の必要性に気づいたとします。
しかし、そこから新たに始めるのはかなり大変ではないかと思う話です。




①若くて体力もあり健康体だった時にすら出来なかったのに

太ってしまってから運動を始めると、膝が痛くなったりします。
五十肩がきてからでは、ラケットスポーツもなかなか難しい。
老眼が始まって動体視力も落ちれば、球技の球も見えにくい。
更年期症状が出始めて、眩暈やふらつきが起こりやすい中で運動することも危ない。
血圧など数値に異常が出てしまってからでは、心拍数を上げすぎることもよくない。
腰や膝などの関節を痛めてからでは、筋トレで負荷をかけるのも厳しい。

そもそも、身軽で元気だった頃すらやらなかった・続かなかった運動習慣を、歳を取って身体の不調が出てから新たに始めて定着させるのは、かなり大変なことです。

膝が痛くなってからでは遅いのよ



②「いつか」は結局やってこない

いつか時間ができたらやろう。
子育てや仕事が落ち着いたら、いつかやろう。
ちゃんと、いつか始めようと思ってる。

でも、その「いつか」は、勝手に向こうからやってくることは絶対にありません。

時間は自分で作るものであって、多忙を落ち着かせるのも、やるべき量を片付けるのも、きっかけを作って習慣づけるのも、他ならぬ自分以外にあり得ないからです。
運よく誰かに誘われたり仲間ができたりして、運動を始めることもあるかもしれませんが、やはりそこに加えて自分の意志がないと長く継続するのは難しいもの。

そして、運動は基本「楽しい」「気持ちいい」と思えないことには続かない。「しんどい」「つらい」「痛い」では単なる苦行になります。
健康のためとは言え、苦しいことを続けるのは大変ですからね。

いきなり激しい運動や高い目標は、かえって続かない。
自分のレベルと性格を知り、ゆるく楽しむのが大事。



③運動習慣は趣味にする

私は幼いころから身体を動かすことは好きだったし、得意だったし、趣味でした。今までやってきた数々のスポーツも、誰かにやれと言われ強制されたものでもなく、ただ自分がやりたくてやってきたことばかり。
「必要性」を感じたからでもなく、ただ好きで始めてハマって夢中になっただけ。

「やらなきゃ」という考えでは続きません。
「やりたい」と思えるものを。

ロードバイクは楽しい(↑↑リアル私)

それが生涯スポーツだと思います。歩くでも、走るでも、泳ぐでも、山登りでも球技でも、なんでもいい。人それぞれ。
私は、バドミントンもかれこれ十何年と続けています。

今、あなたの身体が健康で・自分で動かせるのならば、必要性を感じる前に何か習慣にできることを始めましょう!
気付いてからでは、遅いのです。運動不足によって起こる体の不調や老化は、じわじわやってくるものだから。

かく言う私も、プレ更年期障害が出始め、眩暈や低気圧頭痛などが起きるようになっています(泣)。いやぁね、歳は取りたくないもんだ。
命の母を飲みながら、運動する毎日です。

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