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■ 本音とタテマエ ■
贅沢できるほどのお金はないけど、明日生きるのに困るわけではない。
どこかしら身体が痛くなるけど、入院するほどの何かはない。
相変わらずダイエットはできていず、老化はすすんでるけど、食欲があって仕事もできている。
心は何度も折れかけ、荒んで、希望を見失いかけることもあるけど、死にたいと思ってしまうほどの病みはしなかった。
幸せを実感するには至ってないけど、「不幸」という言葉を口に出すのはさすがに見当違いだろう。
誰かの悲惨な出来事とか、劣悪な人間関係に同情して、自分の悩んでることなんて本当にちっぽけだなって思えても、いつも何かしらの壁にぶち当たるし、その時々で苦しむのも本当のこと。
悩みの中に迷い込めば、被害妄想が強くなる。
そして、自分自身の力で抜け出せなくなったら、自分を大事にしなくなってしまう。
人は誰しも、自己中心的な部分はあると思う。
自分より苦しんでる人がいても、「余裕」がなければ周りは見えないし、許容もできない。
誰かに支えられたり、信頼されたり、愛されたり、必要とされれば強くいられる。
楽しいことを見つけたり、愛する人を見つけたり、美味しい物を食したり・・・
小さなことでも、「幸せ」と思える瞬間があれば、「明日」も生きてみようって思える。
生きる目標を見つけるのは大変だけど、普通はそんなこと考えなくても日々を過ごしていける。
年を取ったり、病気をしたり、何かしらの障害を抱えたら、必然的にできないことも生まれる。
確かに人はいつか死ぬけど、最初からそんなこと考えながら生きてる人はいない。
若いうちから、「後で後悔する」なんて思いながら青春を謳歌するわけがない。
失敗を繰り返して「今」があるし、あの時こうしてれば・・・って思うのだって、過去を取り戻せないこともわかってる。
「人生一度きり」って言葉にはできるけど、それを胸に刻みながら生きてる人なんて、ほんの一握り。
なぜ人は皆 同じ強さじゃないのだろう?
十人十色の環境・人生があるのはわかるけど、悩みや苦しみを乗り越えられる人と、そうでない人の差は何なんだろう?
乗り越え方だって、皆 同じでもない。
時間が経っても、距離を置いても、直面できないこともある。
でも、自分一人ではできないことも、誰かの後押しでできるようになることもある。
それが、「成長」って言うことなんだと思う。
大人になるって、そういうことなんだろうな。
自分は何歳になっても変わってないけど、周りは変わってゆく。
年をとるだけで大人にさせられるけど、いつまで経っても子供なんだ。
大人ぶることはできるけどね。
人より優れてるとか、劣ってるとか、考えなくなるのはいつなんだろう?
平等って難しい。
性別も年齢も、環境も経験も違うのに、無意識に比べてる気がする。
色々考えて、悩んで、答えが出ない思考をループする。
でも、たった一人でも共感し合える人がいたら、心が安らぐ気がする。
味方がいるってことが、救われる道だと思うから。