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自然農法×バケツで始める米づくり17。2年目の収穫🌾

3年前に兼業農家を継ぎ、米づくりを始めた私。

米づくりに親しみを感じてもらおうと、「広い田んぼがなくともできる米づくり」として、バケツ稲にたどり着きました。

バケツ稲チャレンジ2年目の今年は、ハッピーヒルという品種と古代米を育ててきました。

前回の記録でようやく出穂を確認できたバケツ稲でしたが、

11月頭にようやく収穫をすることができました!

やや穂が短い、種籾を繋いだ2年目のハッピーヒル。こうして束ねるとワイルド 

昨年、5月中盤以降に芽出しを始め、5月末〜6月にかけて土に植えて育て始めたときは、まさかの11月中盤の収穫という、恐ろしく時間のかかるプロセスを踏んでしまいました。

やはり、適切な生育時期はあり、夏の暑い時期にきちんと温度が上がり、日光を浴びることの重要さを感じます。

雨に関しては、今年は断続的に続いたため、水やりを手で行うことはほとんどなく、雨水頼りの水管理でした。自然任せですが、稲本来の生命力のおかげか、今年も無事に収穫をすることができました。

思えば、バケツ稲をしているこの軒先は、蚊が発生する以外は天敵らしい天敵もいない環境かもしれません。

唯一の困った点は、毛虫が発生していたことでしょうか。稲の葉をどんどんかじりとり、そしてサナギになって蛾となって羽ばたいていく毛虫たち…

それでも、どうにか生き抜いてくれた穂たちには感謝と尊敬を感じます。

古代米は穂をしっかりつけており、我が家の田んぼの土に馴染んだかのようです

元々は、ジュンク堂書店の農業書コーナーにあった小さな種のパッケージ。そこに一目惚れして育ててきた古代米が、ついに収穫へ辿りつきました。どれだけ経験を積み重ねても、この収穫の瞬間の嬉しさは格別です。

2年目の収穫を迎えたハッピーヒル 

こちらは、ハッピーヒルです。水稲、陸稲、どちらでも育つ品種ですが、バケツ稲×水稲として育ってくれました。

2年目ということで土に適応したのか、より高さは低く、穂に優先的に栄養を渡すようにしたのか、全体的に短めです。穂先まで平均して120cm程度でしょうか。

この刈り取った稲は、しばらく天日干し…稲架掛けを行います。

さて、収穫が済んだら稲架掛けを10日〜14日程度行い、その後は脱穀です。

あいにく、上記の記事のような稲架掛け行うための時間的、スペース的余裕がないのですが、有り合わせの道具を用いて天日干しを行います。

来年以降は、広い土地に思い切り根付いていってもらいたいですが、種籾を手に入れるまで、もうしばらくですね。


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大森 雄貴 / Yuki Omori
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