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一服のお茶

皆さん、クリスマスからの週末、ゆっくりできたでしょうか。こうなってくるともうグッと年末感が深まる感じがしますね。
今日はそんなゆっくり時間を、ちょっと特別にしてくれる物のお話を。

普通だったらクリスマスにはコーヒーや紅茶にケーキのイメージですよね。それはそれで美味しいしなんの異論もないんだけど。
今回は、そうじゃなくても良いよね、ということでお抹茶です。抹茶でいいところを敢えての『お抹茶』、お行儀の良い感じに。何故いきなりお抹茶かというと、お抹茶しか合わないお茶碗のデビューをさせるため。

そのお茶碗は、今年の1月に一目惚れしてから半年以上悩んで、10月にキヨミズジャンプして譲っていただいた星野友幸さんの苺乳碗。
それではご覧いただきましょう、こちらです。

星野友幸さんに関してはこちらをご覧ください。

見てお分かりの通り、所謂お碗とは明らかに違う柔らかな桜色と雪の様な真っ白な色合い。でもその後すぐにストロベリーミルクみたいと思ってからはもう『美味しそう』としか思えなくなる笑 作品名確認したら『苺乳碗』だから、もう間違いない。
土そのもののザラザラな地の苺につるつるなコンデンスミルクが掛かってる(なんなら垂れてる)、硬いと柔らかいの気持ち良い一体感。
今までは眼で愛でるだけだったけど、星野さんご本人に後日お会いした際に『是非使ってほしいので気楽に楽しんで』とのお言葉をきっかけにお茶を頂こうと思ってからの早数ヶ月、ようやくの実現。すぐ実践出来なかったのは、観賞用と思っていたお茶碗を使う事への勿体無さからくる躊躇いとどうせお茶をいただくならちゃんとしたお茶と道具で頂きたいというやり切り感とそのための準備が必要だったから。気持ちを落ち着かせるために1ヶ月稼ぎ、お抹茶セットは地元のお茶屋さんで思いの外あっという間に揃えられてびっくりして心の準備を整えるのにまた1ヶ月。晴れてクリスマスにお茶初めと相成りました。

そんなお抹茶のお供は、あいと電氣餅の苺大福。
あいと電気持ちに関しては、以前にも記事を書いているのでこちらをご覧ください。電氣餅【グルメ】
苺乳碗の最初のお供が苺大福なんて、偶然だけどこれ以上ないペア。
あいと電氣餅の大福は元々柔らかいのに、苺大福では苺の水分でお餅がハラハラ解けて、お餅と餡の甘みにフレッシュな苺の酸味と甘みが加わって、食感も味も複雑に変化していく。お抹茶の苦味で追っかけるとそれはそれは美味しくて。
ご馳走様でした。

お気に入りのお椀でお抹茶をこんな風に楽しむなんてコロナ前には予想もしなかったけど、お家時間の楽しみ方を深められたのは有り難い事。和菓子も楽しみ甲斐が増えたというもの。
寒いからあったかいお茶が染みマス。
これからちょいちょい楽しめると思うと嬉しいな。

毎日飲むアイスカフェオレ用のマグも、お気に入りのマグにヒビが入ってから代打のマグで凌いで早数年。来年はお気に入りのマグが見つかると嬉しいな。

皆さんの、明日から始まる新しい一週間が、毎日のお茶をお気に入りのカップで飲むような満足感が、服や靴やバッグ、フライパンやお皿、花瓶など日々の暮らしの中でちょこちょこ感じられる、そんな一週間になります様に。


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