波風が心地よい街の上で、空が真っ赤に染まった。
昨日もまた、湘南へ。
訪れることが多くなったこの街は、都内から少し離れてはいるけれど、行く度に新しい良さを見つけ、なんだか懐かしい、心地よさみたいなものを感じる。
東京という街へ上京し、未曾有の状況下で不安な期間もあったけれど、そんな中でも新しい、嬉しい出会いが沢山あり、
学生の頃に思い描いていたことが少しずつカタチになってきたり、やりたいと思えることに挑戦させてもらえる環境があったり。
ネガティブなことだけじゃないな、と実感している。
新しいものやことがありふれているスピード感のある東京という街は、居心地がいいかと聞かれれば正直まだ分からないけれど、なんだか刺激的で、毎日楽しい。
一方で、情報がありふれ、最先端をゆくこの街で、
休むことを忘れてしまわないように、
たまには「ふぅ」と一息つく時間がとても大切で、必要だと感じている。
そんな時に、海が見え、ゆったりと時間が流れる街へ足を運び特別な時間を過ごすことは、自分にとっては日常からのエスケイプとなっていて、自然とオンオフを切り替えさせてくれる。
青空が広がり、海が見え、波風を感じながら、色んなことを話しながら海沿いを歩き、日が沈むのを待つ。
誰かにとってはこれも見慣れた、ありふれた"日常"なのかもしれないけれど、海が近くにない街で育ち、慌ただしい街に住む私からすると、とてもとても、特別な時間なんです。
昨夜、言葉を失ってしまうほど綺麗な夕陽を見た。
ついさっきまで青空だった空が、真っ赤に染まった。
夕陽が沈んだ後、どんどん空が赤くなり、時間が経てば経つほど美しかった。
こんな綺麗な夕陽を目の当たりにしたのは初めてで、ほんとうに綺麗すぎて、思わず涙が溢れてしまうほど。
なんだかすごく特別な、贅沢な時間に感じて、
改めて今与えられている環境に感謝し、
側にいてくれる大切な人たちをより一層大切にしようと思った。
仕事、働くとはなんなのか、本当にやりたいことって?
人間関係、恋愛、友人や家族と過ごす時間。
毎日過ごす中で、悩みや迷いがあったりすることは、前進している証拠だと。
模索しているのは、前を向いている証拠だと。
昨夜も綺麗な夕陽を眺めながら、波風の音を聞き、
そのなんとも言えない心地よさを感じながら、
初めて見る美しすぎる夕陽に出会い、そんなことについて考えていた。
気づけばもう8月。
今年も精一杯走り切ろう、
YUKARI FUJII
Instagram:@yukaringram
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