閃きは突然訪れるものなのか
松尾友香です。
閃きと聞くと、どんな印象を持ちますか?
私は斬新なアイディアや新たな発想が瞬時に思い付く。というイメージを持っていました。辞書を調べると、いくつかの意味が書いてありましたが、その中の1つに、瞬間的にある考えが脳裏をかすめる。名案が_・く。と書いてありました。意味合いとしては、思っていた通りでさほど差はないように思いますが、果たして本当にそうなのか考えてみると、一概に鵜吞みにしてはいけないように感じます。
というのも、私自身が過去このような瞬時に訪れる閃きに幻想を抱き期待していたように思うからです。これは、成長や変化の期待にも近いものがあるように思います。成長や変化は、現状からのギャップが大きければ大きい程、瞬時にガラリと変わることも成長することはなく、時間はかかります。これは偏にギャップが大きければ時間掛かるだけではありませんが、この話は逸れるのでまたの機会にします。
一瞬にしてや楽に、簡単にといった言葉も然り。私自身鵜呑みにしてきましたが、得たい結果や生きたい人生が少しずつ現実で得られるようになってきた今思うことは、一瞬でも、楽とも違っていたということです。また、よく考えると、楽して簡単に得たい結果を得たいのかというと、そうではありませんでした。これは、セッション内でもクライアントから聞く言葉でもあります。皆様はどうですか?
こう考えると、閃きやアイディア、発想は思い浮かぶのは一瞬ですが、そこまでには思い付くまでの過程というものが必ずあるように感じます。結果ばかりを求めてしまうと見落としてしまうかもしれませんが、この過程の延長線上に閃きは起こるものと考えると、なかったものがある訳でも、何もしないで突如として起こるわけでもなく、起こるべくして起こることなのだと思います。この過程を大切にしていきたいと思います。
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