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謎の不調とおさらば!自律神経が整う過ごし方
「なんとなく気分が落ち込む」
「何もする気がおきない」
「なぜか体がだるいな」
といった「謎の不調」を感じることはありませんか。
「謎の不調」の原因の一つに「自律神経の乱れ」が挙げられます。
過剰なストレスがかかり、内臓や血管など生命を維持する機能を司る自律神経のバランスが崩れると、脳や内臓がダメージを受け、心や体に不調を引き起こすのです。
それでは、どのようにして自律神経を整えると良いのでしょうか。
休職中に実際に試してみた「自律神経が整う過ごし方」についてお伝えします。
1 朝コップ一杯の水を飲む
朝、起きたら必ずコップ一杯の水を飲むようにしました。
「水によって胃腸の神経が適度に刺激され、副交感神経の働きが高まり、自律神経が整う」という効果があるそうです。
特に、夜の間は水分をとることができないので、体は脱水状態。水を飲むと、体全体を巡り、体にスイッチが入っていくのが分かります。また、水を摂ることは、胃腸の働きを助けることにもなります。なので、便通がよくなるというのもメリットです。
2 寝る前に湯船につかる
毎日湯船に浸かるように心がけました。39〜40度くらいのぬるめのお湯に15分程漬かると、副交感神経の働きがよくなると言われています。あまり熱いお湯だと、交感神経を高めてしまうので気を付けてください。
また、シャワーだけの入浴は体の深部体温を下げ、副交感神経の働きを低下させてしまうそうです。湯船にゆっくり浸かり、副交感神経を高めることで、質の良い睡眠をとることができます。
ちなみに、私は湯船に長く浸かるのが苦手なので、浸かっている間、歯磨きをする習慣を付けました。何もしないで入るのが苦痛な人は、「ながら入浴」がおすすめです。
3 タンパク質を意識してとる
食事の内容は、心と体の調子に大きな影響を及ぼします。腸内環境が悪化すると、自立神経が乱れてしまうからです。
では、どのような食事内容が良いのでしょう。
自律神経を作っているのは、「タンパク質」です。なので、たまごや肉、魚などタンパク質を毎日意識して摂るようにしました。ただ、動物性のタンパク質には、脂肪が含まれているので、酸化を防ぐ抗酸化成分の入った野菜や果物も忘れずに。
一方で、炭水化物は、一気に摂りすぎると交感神経が優位になり、食後はその反動で副交感神経の働きが急上昇してしまいます。ご飯を食べ過ぎると、眠くなってしまう現象もこれが関係しています。炭水化物のとりすぎには注意が必要です。私は、夜だけ白米を減らすようにしています。
また、食事の内容を整えると、体や心の調子が整うだけでなく、ダイエットにもなるという相乗効果もあります。
毎日の習慣で自立神経を整えよう
自律神経は、自分の意思ではコントロールができません。
しかし、毎日のちょっとした習慣で、自律神経を整えることができます。そして、自律神経を整えることで、心と体の不調も改善されていきます。
なんだかちょっと元気でない、だるいな、と感じたら、ぜひ自律神経を整えることを意識してみてください。
今ちょっと辛いなと感じている人のヒントになれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
参考:「図解眠れなくなるほど面白い 自律神経の話」小林弘幸 日本文芸社