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初の出前講座。協力隊の私が日本の小学生に伝えたこと
こんにちは!Yukaです🌻
先日、人生で初めて先生になってきました。
地元の小学校で教員をやっている友人から、
6年生の社会の授業で協力隊のことを話してほしい!
というお話をいただき、初の出前講座をやることに。
準備から当日までの2週間、色々なストーリーがありました!
初の出前講座はこんな感じで決まりました
そもそも「出前講座」とは
国際協力出前講座は次の三つの目的で、開発途上国で国際協力に携わってきたJICA海外協力隊(派遣中隊員、帰国後隊員)やJICA職員、自国の発展のために日本で学ぶJICA研修員、JICAプロジェクト関係者を講師として紹介しています。
ある日、地元で小学校の教員をやっている友人から久しぶりに連絡がありました。
小6の社会の授業で国際協力について学んでいるらしく、教科書に「青年海外協力隊」が出てきたとのこと。
「青年海外協力隊ってYukaがベトナムでやってるやつ?」
「そうだよ!」
「オンラインで繋いで授業で話してもらうことってできる?」
「是非😳😳」
って感じでポンポンと話が進み、社会の授業でお話をすることに。
授業までも2週間くらいだったので、事務所に申請書を提出して、スライドを準備して、、
『26歳の自分』が『小6の自分』に何を伝えたいか
実は私が青年海外協力隊を初めて知ったのも小学校6年生の社会の授業。
でもあの頃は、
「そんなことをしている日本人もいるんだ」
「へえすごいな〜」
程度の、あくまで教科書の中の遠い存在。
まさか当時は、26歳の時に青年海外協力隊になってベトナムで活動をしているだなんて想像もしていませんでした。
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「青年海外協力隊になった私は当時の自分に何を伝えたいか」
そんなことを考えながら準備をしました。
私が見てきた世界中の文化や景色、日本の当たり前がどれだけ当たり前じゃないか、今ベトナムで活動をしていてどんなことを思うか、、
伝えたいことがありすぎて、まず45分以内におさめるのに一苦労。笑
とりあえずのスライドが完成したら、日本にいる友人や世界中で活動中の同期隊員、中学1年生の弟にも模擬授業を受けてもらいました(笑)
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様々な視点からアイデアや意見をもらい、みんなのおかげで完成したスライド。
生徒たちとお話しするのを楽しみに当日を迎えました!
まずは世界を「知る」ということ、そして色んなことに挑戦してほしい!
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当日は、小学6年生3クラスに向けてお話ししました。
校長先生や教頭先生も見に来てくれていたみたいですが、全く緊張しなかったのはきっとオンラインのおかげ、、(笑)
私が主に伝えたかったのはこの2つ。
まずは世界を「知る」ということの大切さ
きっかけは身近に溢れている、色んなことに挑戦してほしい
クイズを交えたり、今までの経験やムーカンチャイでの活動をもとにお話ししました。
そして講座のメインは協力隊体験!
現在私が実際にモン族の方々と取り組んでいる「お土産商品の開発」をグループワーク形式で体験してもらいました。
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2枚の写真とヒントをもとに、買う側の視点、もらう側の視点、売る側の視点など、様々な視点から課題に向き合い、どうやったらこの布や民族衣装を観光客にも買ってもらえるようになるかを話し合いました。
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ワーク後、各グループで出たアイデアを発表してもらうと、
同じパーツを使ってキーホルダーやアクセサリーを作る
マフラーやハンカチとして売る
などなど、色々なアイデアを出してくれて想像以上に盛り上がりました!
授業終わりには積極的に質問もしに来てくれて、まず興味を持ってくれたことが本当に嬉しかったです。
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3コマ目が終わる頃には声もカスカスでしたが無事に終えることができ、素敵な機会をくれた友人と優秀な生徒さんたちに大感謝!
ありがとうございました☺️
初の出前講座で私が得たもの
後日、生徒1人1人からメッセージをいただきました。
とても贅沢なプレゼントで、1枚1枚じっくり読みました。
正直講座をする前は、小6ってお年頃というか、興味示してくれるのかなという不安もありました。
でもこうしてメッセージをもらうと、私の一言一言が色々な形で届いていたことがわかりました。
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私の講座の内容がどう届いたかは生徒それぞれ。
ただ、彼らにとって何か小さなきっかけになったらいいなと思います。
そして今回の経験は、私自身も自分を言語化して振り返る良い機会になりました。
Noteも一緒で、誰かに向けて何かを伝えるには、まずは自分自身を整理することが必要。
発信するというアクションが、私にとって自分自身を言語化するための大きなツールになっているんだと思います。
生徒達からのメッセージも、出前講座の経験も、私にとって大切な宝物になりました。
教員という職業を続けるお母さんへ
余談ですが、実は私の母親が小学校の教員で、幼少期から1番身近に「教員」という職業の存在がありました。
家や職員室で仕事をしている母の姿は見てきたけれど、先生として教室に立っている姿は見たことがないし、よく知っているようで意外と全然知らない。
ただ今回、とても教員を体験しただなんて言えるほどのことはしていないけれど、母が30年近く続けている職業のやり甲斐を一瞬でも感じることができたのが嬉しかったです。
お母さん、娘は母を尊敬しています☺️
Yuka