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2型糖尿病を治癒させるためには、血糖値を下げるのではなく、インスリンを分泌させないようにする食事が大切😶🌫️
皆さんは、2型糖尿病の別名を御存じでしょうか?
「インスリン抵抗性糖尿病」と言うのが別名です。
では、インスリン抵抗性とは何を意味しているのでしょうか?
自分の膵臓がインスリンを分泌しているにもかかわらず、
インスリンの効果があまりなくなり、血糖値が下がりにくい状態を
インスリン抵抗性と言います。
インスリン抵抗性が何故起きるのかについては、
インスリンというタンパク質の糖化だとか、いろいろ説がありますが
私の理論に都合の良い理論は、
次の図を見てください!
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いろいろな説がある中で、この説が真理かどうかは不明ですが、
自分で食事療法をする意味では、理解しやすい説だと言う事で
私は、患者さんにこの図で2型糖尿病の食事療法の肝を
理解してもらっています。
図を説明しますね。
電車は人間の細胞で、乗客がブドウ糖、駅構内が血管内、
駅員がインスリンです。
電車は、すでに乗客(ブドウ糖)で溢れています。
それをインスリン役の駅員さんが無理やり乗客(ブドウ糖)を
押し込もうとしていますが、なかなか抵抗して押し込めません。
(インスリン抵抗性)
更に血管内の駅構内には、乗客(ブドウ糖)が溢れていますね。
乗車を待っている乗客で駅構内(血管内)は
血糖値が高くなっています。これが2型糖尿病と考えています。
普通にこのような状態になれば、乗客(ブドウ糖)を
制限すべきだと思うのですが、
糖尿病の専門家と言われる人達は、今までも今でもインスリンを
分泌させる薬やインスリン注射で血糖を下げる治療をしているのです。
(駅員の数を増やして、無理やり乗客(ブドウ糖)を細胞に押しこむ治療を
しています。)
すると何が起こると思いますか?
無理やり乗客を押し込むので、構内の乗客は減少しますが、
電車(細胞)が膨らみだします。
(肥満になってくる)
(インスリンと言うホルモンは、別名肥満ホルモンと言われ
過剰のブドウ糖を中性脂肪に変えて体に沈着させます。)
あれ?肥満は、メタボリックドミノの入り口じゃあなかったでしょうか?
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上の図を見るとインスリンの分泌を増やす薬やインスリン注射をすると
肥満⇒2型糖尿病、
2型糖尿病の治療⇒肥満
無限ループが完成して体はドンドンインスリンに抵抗していくのです!
薬が増加し続けて、最後は自分の膵臓がインスリンを分泌しなくなり
1型糖尿病に近くなると、
もうインスリン注射無くては生きていけなくなってしまいます。😠
また、今の2型糖尿病の治療では、治癒させることはできていません。
それだけでは終わらず、余剰のブドウ糖がインスリンの作用で
中性脂肪に変えられ、体脂肪、内臓脂肪が増えることになります。
内臓脂肪は、別に余剰のブドウ糖をエネルギー源として蓄えて
いるだけではなく、体のあちこちに
炎症性のホルモンを分泌し始めるのです。
過剰の内臓脂肪が、これまた慢性炎症の原因になってしまいます。
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思ってください。
新型コロナウイルスで既往歴が無く重症化している人達は
肥満の人が多いはずです。
インスリンを分泌させて血糖下げる薬を内服させられている患者さんの
多くは、「肥満」です。
つまり治療が逆に病気になりやすい体を作る事になっています。
医者が肥満ホルモン(インスリン)の薬を出しておいて
「運動して痩せなさい」と言う意味不明の事を言っていますね。
また、「食べる量を減らして、運動しなさい」とも言っています。
こんな指導で痩せられる人は、99.9%いません。
(長期的に痩せるには、肥満の原因、炭水化物、糖質を減らす
以外にないのです。)
また、インスリンを分泌させて血糖下げる治療を受けている患者さんが、
血糖値が上がると分かっているものを食べないと低血糖発作という
危険な状態に陥る可能性もありますね。
(食べたらいけない物、炭水化物、糖質を食べなが治療を
受けているのです。まったく意味不明です。)
2型糖尿病と言う病気は、炭水化物(糖質)の取りすぎで
肥満になり起きてくる病気ですね。
原因になっているのは、過剰の糖質に違いありません。
そこで、私が考える2型糖尿病の予防と治療について
お話ししましょう。
まず、予防についてですが、2型糖尿病の患者さんを診断するのに
空腹時血糖などで診断しているようでは、早期から食事の介入が必要な
2型糖尿病患者は、見つかりません。
(朝、食事を抜いて空腹時血糖値を見ても、朝、炭水化物、糖質を
取っていなければ、空腹時血糖値は低めに出るからです。)
だから、必ず赤血球のタンパク質、ヘモグロビンの糖化のパーセンテージ
HbA1cを検査しなければ意味がないのです。
HbA1cは、赤血球の寿命3か月間の血糖値の指標です。
HbA1c>6.5% 2型糖尿病
5.7%<HbA1c<6.4%が糖質過多の食事をしている。
私は、肥満気味の患者さんに必ず、HbA1cの検査をしていますが、
自分が糖尿病である事を知らない患者さんが多いのにはびっくりします。
また、HbA1cが糖質過多の状態の人には、ここで糖質制限食と
間食の中止をして頂きます。
糖質を取らなければ2型糖尿病になる事はないからです。
そして、3か月後に再来して頂きHbA1cの再検査を行うと
HbA1cの値は、初診時より必ず下がっています。これが2型糖尿病の
予防に繋がると考えています。患者さんの体重は、必ず減少しています。
HbA1cの検査をしなくても食事介入(低糖質食、間食の中止)をして
体重が減少していれば、HbA1cは、必ず下がっているのです。
だから、体重減少の続く患者さんには、6か月に1回のHbA1c検査で充分と
考えています。
(患者さんは、何を診てもらっているのか知りませんが、定期的に
頻回に採決されている事が私には、とても不思議に思えます。)
高齢化するにつれて、基礎代謝は減少してきます。
若い時と同じ量の炭水化物(糖質)を摂取し続ければ
みんなHbA1cが上昇して2型糖尿病になる可能性があります。
しかし、現状では日本の高齢者は、
年齢を重ねるにつれタンパク質が減少して
炭水化物(糖質)を多量に食べるようになっています。🫣
(歯が悪くなっているからかもしれませんが・・・高齢化するにつれて
タンパク質を摂取してくださいね)😂
なぜ?間食をしてはいけないのでしょうか?
日本人の間食は、ほとんどが糖質だからです。
ホルモンという物は、
そもそも1日中分泌させるものではなく
分泌させる時間帯という物があります。
例えば、メラトニン(睡眠ホルモン)は、夕方から分泌が始まりますし、
アドレナリンやノルアドレナリン(攻撃逃避ホルモン)は、
朝の目覚めることから分泌が始まります。
ドーパミンと言うホルモンが欠乏するとパーキンソン病になりますが
ドーパミンも分泌が増加したり減少したりしています。
(on and off現象)
インスリンと言うホルモンは、私は非常時ホルモンと考えており
嘗て炭水化物(糖質)が食べられる時期が短かった時に、
余剰の糖質を中性脂肪として蓄えるための非常時ホルモンだったと
考えています。
それが現代はどうでしょうか?🤐
3回の食事以外にも糖質の多い間食をしていますね。
これでは、インスリンは1日中分泌されることになってしまいます。
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オオカミが来た現象になると思います。
ホルモン刺激もたまに起きるから効果があるので
常時分泌させるような食事(糖質過多の食事)をしている限り
刺激効果が減少する(抵抗性が起きる)と考えています。
だから、間食にはインスリンを分泌させにくい物
(ほとんどがタンパク質や脂質のナッツ類、チーズ、枝豆、
ダークチョコレートなど)に変えてインスリンが出来るだけ
分泌されないようにしてほしいと思います。
2型糖尿病の治療は、血糖値を下げるのではなく、
インスリンを出来るだけ分泌させないようにすることが
重要だと私は、信じています。
糖質過多の食事をしている人達
5.7<HbA1c<6.4
AST<ALT(脂肪肝)の人達には、糖質制限食だけで
2型糖尿病は、予防できると考えていますが、
残念ながら、HbA1c>6.5の2型糖尿病の患者さんの場合は、
インスリンを分泌させる薬で、血糖値を下げる治療ではなく
糖質制限食と糖新生を抑える薬、SGLT2阻害薬(尿に糖を出す薬)で
治療しています。もちろんこれらの薬には、低血糖発作が起きないため
糖質制限も安全にできるのです。😊
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治癒する事はありません。
この治療を始めて、すでに何人か食事療法だけで
薬を中止できた患者さんもいます。(治癒した)
低糖質食は、肥満の改善だけでなくアンチエイジング食でもあり
周りの人たちから「あんた、若くなったね」と言われるため
継続が可能な食事と考えています。
長くなりました。ごめんなさい。
ありがとうございました。😁
ご注意!
すでに薬まみれインスリン注射まみれで長期に渡り治療を
受けている患者さんは、私の指導に従わないでください。
低血糖を起して急変したり、2型糖尿病から間違った治療により
1型糖尿病(自分の膵臓がインスリンを分泌できなくなっている)に
なっている可能性があります。ケトアシドーシスをおこす可能性が
ありますので絶対に低糖質食、糖質制限食をしないでください。
お気の毒ですが、手遅れです。
私は、2型糖尿病と診断された初期の患者さんや治療期間が
短い患者さん、また、5.7<HbA1c<6.4の2型糖尿病予備軍の
人達に予防と治癒できる方法がありますと発信しています。
おまけ!
1型糖尿病のmasaさんの食事です。低糖質食実践するのに
参考になります。病院食よりはるかに理にかなっていますよ。
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勉強しています。