フランス風おでん・ポトフとリメイク祭り
肌寒くなると・・・
やっぱりおでんでしょうがあぁ!🍢
ああ、おでん。食べたいなあ・・・。
コンビニのおでんでいいから。
「日本だと簡単に作れるけれども海外ではなかなかに難しい料理」のかなり上位に入るのが、日本のおでんだと思う。日本にいればスーパーで簡単に手に入る、大根とか白滝とかこんにゃくとか厚揚げとかはんぺんとか練り物もろもろが、フランスの田舎街ではどこでも手に入らない(涙)
(↑練り物系はパリのアジア系スーパーにて、冷凍ではありますよ)
「はんぺんとか練り物は自作できなくはなさそうだけど(ってか前にやって失敗してる)、こんにゃくって自作できるんかな・・・?」と酔狂モードに片足つっこみつつ、体があたたまる煮込み料理がしたかったので、ここはひとつフランス風のおでんで気を紛らわせることにした。
フランス風のおでんとは、そう、日本でもたぶんメジャーな、ポトフ(Pot au feu)である。
ポトフに入れるもの
よくブイヨンキューブとか入れたりするレシピを見かけるけれども、フランスの野菜は素朴で味が濃いので、肉と野菜とハーブだけで十分。我が家の定番の具はこちら。
じゃがいも、にんじん、たまねぎ、かぶ、ねぎ、タイム、ローリエ、牛かたまり
取り出したるは、フィセル。日本で言うところのタコ糸。料理でも糸。
肉を縛り上げたら、タイムとローリエもブーケ状に縛り上げてブーケガルニを作る。
鍋に牛とネギ、ブーケガルニを入れたらば、火にかけて1時間くらい?
前回の投稿でも書いたけれども、引越してきてから四六時中キッチンに生息しているため、煮込み中は編んだり読んだり編んだり・・・。
1時間後、いい感じに牛がホロホロしはじめるころかしらね。
野菜は大きめに。たまねぎは丸ごといれちゃう。
カブはあんまりとろとろしない方が好きなので、カブ以外の野菜を入れてさらに煮込む。
野菜に大体火が通ったら、最後にカブさんいっといで!表・面・張・力!!
カブに火が通ったら、塩と胡椒で味を整えて、出来上がり。
こりゃーほろほろ間違いなしだな(確信)。
具が大きいうちのポトフ
さて、具が大きいポトフの、おなーりー
箸休めは、ハムとトマトと玉ねぎのサラダ、キャロットラペ。
煮込み系は煮ている間に何か他のものを生み出せるからとてもいい。
いやー、ポトフ、優しい。あったかい。ありがとう農業大国フランス。
・・・あ、ちなみに相変わらずのひとりごはんですけど、なにか?
リメイク第1弾
大鍋ひとりポトフ、普通に2回くらいそのまま食べたら、あとはリメイクといこう。
野菜を小さく切って、別鍋にうつしたら、熟れ熟れのトマトとこないだなんとなく買った星形のパスタをいれてみる。ミネストローネ的な?
これをただ煮るだけで、簡単トマトスープに。上から刻んだパセリとパルミジャーノをごりごりして、いただきましょう。
・・・星形パスタ、どこいった??
(いやあったんだけど、小さすぎて食べ応えほぼなし)
リメイク第2弾
だったらポトフだって、ねえ?
残りの具材を全て小さく刻む。玉ねぎだけは、そのまま形を変えずに残ってくれている感じがなんとなく愛おしくて、そのままにしておく。
肉とたまねぎ以外の野菜たちをブレンダーでぎゅいーん!といきたいところだが、あいにくブレンダーがないので味噌こしで地道にゴリゴリ。
謎のじゃがいもカッターとか柑橘しぼり(電動)とか、キッチン用具は枚挙にいとまがないほどあるのに、どうしてないのだろう、ブレンダー。じょり家の七不思議(いやもっとある)。
ここにカレールーを2かけほどぶち込んだらば、ポトフカレーの完成。
おおっと。まるっと玉ねぎ、忘れちゃいねえ。
真ん中にぽんっとのせますよ。
こうして、あまりもの総動員に囲まれる我がリメイクポトフ。ただのカレーよりなんだか豪華なんですけど。
右上の2品は、いつぞやの鴨ローストのつけ汁にモツァレラとゆで卵を漬けておいたやつ。ただのうまいだけのつまみ。
こうして大鍋ポトフを3日かけて食べ切ったのだが、ひとりごはんに限ってかたまり肉魚&大鍋料理したくなる病、なんとかしたい。
こんなことを言いつつ、懲りもせず、今もかたまり肉を煮込みながらこれを書いている。さもありなん。
おまけ:週末の俺
先週末は北の港町でなく北の内陸で過ごすことになっていた俺と私。
電車にのって、乗り換えのリール(Lille)でぶーらぶら。
北は内陸も寒い。ってか内陸のほうが寒いかも。俺も冬仕様。
帰りの電車でただただ眠い俺。おじいちゃんになってきたねえ。。