心を込めて熱唱する息子
幼稚園でお買い物ごっこというイベントがあった。
幼稚園の予定表に「お買い物ごっこ」と書かれていたのを目にした時には、
はて?
何をするのかな?
そんな感じだった。
息子に聞いてみたら、年中さんが作った物をお買い物するイベントらしい。
「時計屋さんと、レストランとパン屋さんと、、、、忘れちゃった、、、。」
なるほどね。
まさしくお買い物ごっこ、だわ。
お買い物ごっこを終えて帰ってきた息子が嬉しそうに、お買い物バッグの中身を見せてくれた。
紙で作った3時を指した腕時計と、スパゲッティが描かれた紙と、パン?らしきものが乗ったお皿を見せてくれた。
「この時計は⌚️3時を指しているから選んだんだ。オレはおやつの3時が大好きだから❗️」
なるほど、なるほど(笑)
息子なりに選んだ基準まで教えてくれた。
ごっこ遊びが大好きな息子には、とても楽しいイベントだったらしい。
そして、おやつを食べ終えるとベッドでピョンピョンしながら熱唱し始めた。
息を切らせながら、上下に体を弾ませながら熱唱する息子。
なななな、なんだ?
この歌は?
涙が出てきちゃう歌じゃないかぁ❗️
「今、幼稚園で練習してるの!ママ達に聞いて貰うために。」
一通り歌い終えて、満足げに教えてくれた。
私の知らない歌を息子がスラスラと歌っている。
しかもこんなに難しい歌詞を暗記して。
多分、幼稚園で相当練習してるのだろう。
もっとちゃんと聞きたいし、歌っている姿を動画に撮っておきたい❗️
そう思って、お風呂に入る前にもう一度歌って貰った。
息子は快く携帯を構える母の前で、それはそれは一生懸命歌詞を思い出しながら歌ってくれた。
決してすこぶる上手な訳ではないが、心がこもっていて、聞いている母としては感動せずにいられなかった。
ありがとうぉー、息子よ😆💕✨
こんな感動を母に与えてくれて❗️
卒園式や卒業式で、ウルウルしている親の気持ちがようやく分かったよ~。
泣くか、眠るか、おっぱい飲むかしか出来なかったあの赤ちゃんが、こんなに立派に成長して、感激しかないのだろう。
母親にならなければ、知らずにいた世界。
どんな世界でも感動はあり、体験してみないとその気持ちは分からないものだ。
こんな世界を見せてくれた息子には、ただただ感謝しかない。
何にも出来なくても、どんなに手がかかっても、それ以上の物を息子は私に与えてくれる。
親の心、子知らず。
当たり前だ。
こんな親の気持ちを子どもが分かるわけがない。
親になって初めて知ることが出来る。
少なくとも、私はそうだった。
息子と過ごす毎日は、どんな日でも宝物。
あと少しの可愛い盛りを、思いっきり堪能しよう。
明日は参観日。
緊張しちゃうよーと言いながら、お友達と一緒に一生懸命歌ってくれるのだろうな。
『どうする家康』で真矢みきさん演じる瀬名の母親が、
「命をかけるときが必ず来る。」と言った名台詞が思い出される。
私も子どもの為なら、己の命など喜んで差し出すだろう。
ただ、母親を失った子どもの気持ちも分かるだけに、その後悲しむ子どもの事を思うと、また胸が痛む。
サポートなんて嬉しすぎます。 ありがとうございます🐤 その気持ちに満たされます。