#30. 【書店訪問記】 aru (岡山県倉敷市)
穏やかな瀬戸内海を眺める山の麓にある、小さな書店。
書店の名前は「aru」(ある)
noteで流れてきた1つのおすすめ記事をみて、この小さな書店のことを知りました。
記事を読んで、一瞬で虜になりました。
この本屋さんに行ってみたい!と思い、岡山県の王子ヶ岳という山の麓へ車を走らせます。
瀬戸内海が手に届くような近さにありながら、豪快な岩肌の山も間近に迫る立地。
事前情報がなければ、ここに書店があるとは分からない、小さな冒険に行くような感覚です。
坂を登り、階段を登った先に、aruの入り口があります。
まるでおばあちゃんの家のような佇まい。
これが小さな書店「aru」です。
玄関に入ると、靴を脱いで中に入らせて頂きます。
家にお邪魔するような感覚です。
中を進んでいくと、素敵な本が並ぶ売り場と、店主の あかしゆかさんが迎えてくれます。
古民家を補修してオープンしたという店内は、造作の本棚や無垢材の床の肌触りが暖かく、優しいときが流れる空間になっています。
選書も、瀬戸内海の優しい波の音に合うような本が中心です。
店主のあかしさんが書かれたエッセイ2冊と、海をうたった短歌集を購入させて頂きました。
そして、せっかくの梅雨晴れの好天なので、自然豊かな王子ヶ岳の頂上へ。
車を10分ほど走らせます。
頂上のカフェ「belk」へお邪魔し、カフェラテをお供に先ほどの3冊を読みます。
それはそれは穏やかで、至福のひと時でした。
aruは不定期営業の本屋さんです。
すぐ近くに「DENIM HOSTEL float」という宿もあるので、日程と休みが合えば、いま私がやりたいことのひとつである「読書を目的とした旅」を実現するために再訪しようと思います。
書店情報
aru
岡山県倉敷市唐琴町1421-18
2024年7月3日 梅雨晴れの王子ヶ岳山頂で
やさしい風に吹かれながら