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max/msp gen~ max8 関連_制作記事_メモ

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max/msp gen~ max8 関連の製作記事やメモです。 作製したものなどをメモしていきます。
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記事一覧

maxmsp max8 入門 MSP編9 フィルタ1

maxmsp max8 入門 MSP編9 フィルタ1

今回はフィルタを見ていきます。

フィルターとは?

フィルターは、信号の一部の周波数を強調したり抑えたりする機能です。

主なフィルターの種類
• ハイパスフィルター:指定した周波数より低い音をカット。
• ローパスフィルター:指定した周波数より高い音をカット。
• バンドパスフィルター:特定の範囲の周波数だけを通す。
• ノッチフィルター:特定の周波数帯域だけをカット。

 カットオフ周波数:

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maxmsp max8 入門 MSP編10 フィルタ2

maxmsp max8 入門 MSP編10 フィルタ2



双二次フィルタ biquadフィルタ

 biquad~フィルタは柔軟にさまざまなフィルタを作成できるオブジェクトですが使い方が難しいかもしれません。

biquad~はフィルターの係数のパラメータを設定するとさまざまなフィルタを作ることができますが係数の計算は多少、信号処理の知識が必要です。

以前行ったワークショップのbiquad~などの資料

代わりにfiltergraphなどのオブジェ

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maxmsp max8 入門 MSP編8 録音と再生

maxmsp max8 入門 MSP編8 録音と再生



サウンド入力

  サウンドを入力するためにはadc~オブジェクトを使います。ユーザーインタフェースバージョンとしてはezadc~オブジェクトがあります。

入力してそのまま出力するパッチです。

adc~オブジェクトをダブルクリックするとオーディオステータスウィンドウが開くのでデバイスを設定すると入力することができます。

buffer~オブジェクト

 サウンドを読み込んだり保存しておくオ

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maxmsp max8 入門 MSP編7 FM合成

maxmsp max8 入門 MSP編7 FM合成

動画です。

前回は振幅を揺らしてみました。今回は周波数を揺らしてみます。

周波数を揺らすことは周波数変調(FM)と呼ばれます。いわゆるFMシンセなどとも呼ばれたりします。

基本的なFM

 
 FMの基本構成は以下のような形です。

基本的な周波数があり、揺らすcycle~の周波数と揺らす深さがありそれが足されて揺らされるcycle~に送られます。値を変えて変化を見てみると感覚が掴めるかもし

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maxmsp max8 入門 MSP編6 AM RM合成

maxmsp max8 入門 MSP編6 AM RM合成

動画です。

前回は信号を足すことで合成音を作りました。今回は信号を掛け合わせることで合成音を作る方法をみてみようと思います。

信号に定数を掛けると音量が変化しましたが信号と信号を掛けるとリング変調という方法になります。

トレモロ

   
 信号に1.2Hzなどゆっくりとしたcycle~を掛けるとゆっくりと音量が大きくなったり小さくなったりします。これをトレモロと呼びます。

リングモジュレ

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maxmsp max8 入門 MSP編5

maxmsp max8 入門 MSP編5

動画です。

正弦波と周波数

とりあえずサイン波≒正弦波を出すところまでいきました。
ここから正弦波を使って加算合成という合成方法を取り上げていきます。

正弦波には単一の周波数のエネルギーが含まれています。

spectroscope~を使うと周波数のスペクトルを確認できます。

加算合成

さまざまな音色の違いは周波数の構成の違いによって作ることができます。
さまざまな周波数の正弦波を足し合

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maxmsp max8 入門 MSP編4

maxmsp max8 入門 MSP編4

動画です。

send~とreceive~

 send~とreceive~は同じ名前のオブジェクトの組に信号をリモートで送受信することができます。複数のオブジェクトのパラメータを指定したりなどに使えます。

gate~

 gate~は信号を遮断したりルーティングすることができます。
左が信号の切り替えで右が切り替えられる信号です。

gate~と条件オブジェクトの組み合わせ

 信号の切り替え

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maxmsp max8 入門   MSP編3

maxmsp max8 入門 MSP編3

動画です。

cycle~オブジェクト

  cycle~オブジェクトはサイン波のオブジェクトです。実際にはcycle~は波形をテーブルから読み出して繰り返し再生することができるオシレータです。cycle~は初期設定では512個のサンプルを読み込んで波形として使います。

buffer~オブジェクトは波形やデータを収納する

 buffer~オブジェクトは波形やデータを収納するメモリ部分を作成する

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maxmsp max8 入門   MSP編2

maxmsp max8 入門 MSP編2

動画です。

テストトーン

 
mspでとりあえずサイン波を鳴らしてみます。mspはストライプのパッチコードで繋がれています。cycle~はサイン波を出力するオシレータです。
*~ 0.5すると音量が-6dBになります。

ezdac~に繋いで聞こえるかどうか確かめてみます。scope~を使うと波形を確認することができます。

オーディオ出力と安全対策

  dac~やezdac~に最終的に繋ぐ

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maxmsp max8 入門   MSP編1

maxmsp max8 入門 MSP編1

動画です。

導入

maxでオーディオ処理を行うオブジェクト群はmspと言います。mspオブジェクトはmaxオブジェクトと同じようにパッチコードで接続されます。

maxオブジェクトはmaxオブジェクトと異なりオブジェクト間で継続的な関係を持ちます。信号ネットワークと呼ばれます。

例えば下ではナンバーボックスは0.75という値を認識していません。bangが送られて初めて0.75という値が送られ

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maxmsp max/msp max8 入門動画1~7 まとめ

maxmsp max/msp max8 入門動画1~7 まとめ

fendoapです。

maxmsp max8 入門動画を作成しました。

poly~を使ったオーバーサンプリング max/msp max8

poly~を使ったオーバーサンプリング max/msp max8

poly~を使うとオーバーサンプリングができます。
up 倍数でサンプルレートの何倍かを指定します。 64倍のオーバーサンプリングです。右にサンプルレートを表示しています。

pwmと平滑化による擬似アナログをオーバーサンプリングで試しています。
pwm信号を作りローパスフィルターで平滑化することで0と1の信号から擬似DACを作ってみています。

thresh~を使ったシュミットトリガーインバーターの作成と矩形波 max/msp max8

thresh~を使ったシュミットトリガーインバーターの作成と矩形波 max/msp max8

thresh~はシュミットトリガー特性を持つオブジェクトです。
上と下のしきい値が異なります。

==~ 0を使うとシュミットトリガーインバータのような挙動になります。

シュミットトリガーインバータを用いた発振回路というものがあります。

コンデンサの代わりに出力を小さくして+=~を繋ぎ値をゆっくり加算するようにします。

tapin~ tapout~でフィードバックループを作りthresh~の

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Max8  Max/msp  入門 13

Max8 Max/msp 入門 13

fendoapです。

動画です

プレゼンテーションモード

  特定のGUIだけを表示させたい時、プレゼンテーションモードを使うと特定の操作するノブやオブジェクトだけを表示することができる。

プレゼンテーションモードに切り替えるには左下のボタンをクリックする。

オブジェクトの追加方法

  オブジェクトで右クリックをしウィンドウを出しadd to presentationをクリックする。

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