maxmsp max8 入門 MSP編7 FM合成
動画です。
前回は振幅を揺らしてみました。今回は周波数を揺らしてみます。
周波数を揺らすことは周波数変調(FM)と呼ばれます。いわゆるFMシンセなどとも呼ばれたりします。
基本的なFM
FMの基本構成は以下のような形です。
基本的な周波数があり、揺らすcycle~の周波数と揺らす深さがありそれが足されて揺らされるcycle~に送られます。値を変えて変化を見てみると感覚が掴めるかもしれません。
左からキャリア周波数 モジュレーション周波数 モジュレーション深さです。
FM合成の要素
FM合成はさまざまな音を合成する効果的で汎用的な手法です。複雑なスペクトルの時間変化を生成できるため複雑な音を作ることができます。
また少しのオシレータで作成できるので加算合成などに比べて計算効率が良いです。
周波数の構成はキャリア周波数(Fc)と変調周波数(Fm)の関係で決まります。
音の明るさ=側帯波の強さは変調の振幅(Am)と変調周波数(Fm)の関係により決まります。
これらよりパラメータを2つに絞り込めます。
音色パラメータとしてFm/Fcという比率と
明るさとしてAm/Fmというパラメータ、これを変調指数と言います。
シンプルFM
これらを元にシンプルなFMの構成を考えると以下のようなパッチになります。
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