見つめるナベは煮えない
「思考の整理学」という本がある。
先日亡くなられた外山滋比古さんが30年以上も前に発行されたロングセラーの本である。
※文庫本も出ていて手頃に買えます。
大学に通ってるとき、ゼミの教授にこの本について教えてもらい購入してたびたび読んできた。
この本の中に「見つめるナベは煮えない」という表現がある。
ヨーロッパのことわざなのだが、ナベが煮えるのには時間がかかり、あまり蓋を開けていてはいつまでも煮えない。
1つのことばかり気にしていては、考えが煮詰まってしまう。
そこで別のことをしたり少し頭を休ませるために歩いたりして、アイデアを寝かせることが必要であると著書には書かれている。
アイデアを寝かせるのには一晩のときもあれば数日かかるときもある。
もしくは数ヶ月や数年単位でアイデアを寝かせることが必要になるときがある。
確かに1つのことばかり考えているときは、経験上あまりいい考えにならないし考えが煮詰まって結局ダメになることが多いなと実感している。
また、この本ではノートに書いてみたり声に出すことの重要性についても書かれていた。
こうやってnoteに自分の考えや思いを書くことも大事だし、書いてみることで「あ、オレってこんなこと思ってたんだ!」って思うこともある。
noteに自分の考えや思いを書くのに際して、「うまく書かなきゃ」とか「自分の考えがちゃんとしてから書かなきゃ」とか思わなくてもいいと思う。
書き続けることで自分の考えもわかってくると思うし、何か新しいことを発見できるかもしれない。
僕もそんなことを思いながら、noteを続けていきたいと思う。
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