【3と1と1】①
ご無沙汰しております。ひろえです。
今回は久しぶりに震災のことについて綴っていきます。何回かに分けて投稿していくので、どうぞ最後までお付き合いください。
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3と1と1
3と1と1。私はこの数字が並ぶことに大きな苦手意識を持っている。
スマホに映し出される3時11分。教科書のページ、車のナンバー…日常に溢れたこの数字を見ただけでとても苦しくなる。
恐らくそれは、2011年の3月11日に経験した東日本大震災の影響だ。
私は、その数字を見るたびにあの日のことを思い出してしまう。自身にとって、強いトラウマとなっているのだと気づかされる。
勿論、あの日を彷彿とさせられる要因は数字に限ったことではないが、それだけ頻繁に思い出してしまうのである。特に、この時期は。
しんどさに正面から向き合いたくて
あの日から始まったしんどさに、ちゃんと向き合える時間が無かったように思う。
その背景には、周りも同じように辛い、或いは自分よりも辛い状況にある人が多く、自分も辛かったのだという事実に気づきにくくなっていたことがある。
さらには、大学進学で東北を抜け出してから、周りに震災を経験している人がいなくなったことも関係していると思う。
心のどこかで「腫れ物扱いはされたくない」「折角できた友達に嫌われてしまうかもしれない」「引かれたくない」という考えが過ってしまい、人に話すのは勿論、自分の中に蓋をしていつしかそのことについて考えるのを避けるようになってしまった。
それでも、しんどいからこそ、それらを抱え生き続けていくのは難しい。
だから今一度、ちゃんと言語化をしてあの時のことについて振り返る時間をつくろうと思った。
少しでも身軽な状態でミライを歩んでいくために。
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次回からは震災当時の話をしていきます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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【3と1と1】②その日の話|Hiro https://note.com/ypnugu7676/n/n483b2c17778a