ある日突然、夫が適応障害になりました㊱~きょうだいゲンカ~
30代小学校教師の夫の日記を紹介します。
適応障害やうつなどの心の病で苦しんでいる人や旦那さんだけでなく、
家族がおられる方々にも、ぜひ読んでいただければ幸いです。
6歳の娘と3歳の息子がケンカをした
理由は、おもちゃの取り合いだ
最近、娘と息子はダイソーで1人1こずつ、おもちゃを買った
息子は、車のおもちゃを買った
娘は、万能ハンド(なぜか、おもちゃコーナーの近くにあった)を買った
息子は、自分が買ったおもちゃよりも
娘が買ったおもちゃに魅力を感じていた(人の物が良く見える現象)
そして、勝手に娘のおもちゃで激しく遊んでいた
これに対して、娘が
「私が買ってもらったおもちゃで、弟が勝手に遊んでいる!」と怒り出した
娘の言い分としては、
「自分が買ってもらったおもちゃなのに、許可なく乱暴に使われていたのが
嫌だった」とのことだ
息子の言い分としては、
「自分の物ではないけど、一緒に遊べばいいじゃないか」とのことだ
このような場面で、
「ケンカをするなら、おもちゃは買いません!」
と親が仲裁したり、おもちゃを取り上げることがあるかもしれない
しかし、
私はそのようなことはせずに、じっと娘と息子の様子を見守った
すると、
娘が息子に対して「遊びのルールを決めよう!」と言った
遊びのルールは以下の通りだ
①「(弟に)おもちゃを貸してあげるけど、大切に使う」
②「ねえね(姉)に怒られたら、おもちゃは使えなくなる」
このルールを紙に書き、壁に貼って、娘が弟に説明した
息子は自分の姉の話を真剣に聞き、「うん!」と納得していた
子育ての中でケンカはよくあることだ
できれば、ケンカをせずに、仲良く過ごすことが1番かもしれない
しかし、ケンカは子どもが成長するための大切な機会でもある
お互いにぶつかり合い、悩み、しんどくなる
だが、その中で自分たちで解決していく力は生きていく上で大切な力だ
今の時代に求められていることは、
「ケンカをしないこと」ではなく、
「ケンカをした後に、自分たちでどう解決していくかを
考え、実際に行動(チャレンジ)することだ」と私は考える
激しくケンカをしたが、きょうだいで解決策を見つけ
その後、楽しく2人で遊ぶ姿を見ていて
父親として、大変誇らしかった