中1男子が「再テスト満点」を取った生活習慣
投稿で何度も触れているが我が家では子供がお小遣いを「稼げる」。言い換えれば毎月のお小遣いは降ってはこず、与えられたタスクをコツコツ毎日消化しなければお小遣いは手に入れることができない。
中1男子が「再テスト満点」を取った生活習慣
私が英語講師であり生徒に英単語を覚えてもらうよう試行錯誤しながら暗記というテーマにも取り組んできた。英語はそもそも英単語が土台にあり、知っている単語を増やすことは英語のスキルアップに直結するからだ。
暗記というと一夜漬けとか根性とかがいかに「残らない」かは多くの方は体験済みのことと思う。
暗記に取り組むには短期記憶と長期記憶を理解する必要がある。
実は長期記憶は短期記憶の繰り返しでしか得ることができない。すなわち暗記するべきものを短期的に覚えなおすことを何回かに渡って繰り返すという事がカギとなる。覚えなおすのは一日に何回も覚えなおすということではなく、1週間、2週間、一か月という期間をおいての覚え直しが必要となる。これが短期記憶を繰り返すことが長期記憶になるというプロセスだ。
息子にはこの短期記憶と長期記憶のリズムを応用し、学校で学習したことの当日復習と学校から出される復習教材、加えてスマイルゼミという電子教材を利用し、予習と復習をタスクとして設定している。報酬が出るのは電子教材のタスクとしている。
しつこく行う復習によって学習内容が長期記憶に蓄えられた
息子は今年4月よりしつこくしつこく復習を行う習慣がついた。彼には朝・帰宅後に復習の機会がある。
彼は朝と帰宅後の学習時間の多くを復習に割いた結果、歴史の再テストと保健体育の再テストで満点を取ることが出来た。話を聞いた限りだが、歴史の再テストで満点だった子は他にもある程度はいたそうだが、保健体育で再テスト満点が取れたのは限られた人数だったそうだ。
再テストは抜き打ちで事前準備が出来なかった。にも関わらず満点をとれたということはやはり毎日の取り組みが出来ている子供たちに限られただろう。
幸い私の息子は毎日の学習習慣が作られており、更には復習に時間を出来るだけ割いている為、学習内容が長期記憶化したと考えることが出来る。
毎朝勉強、お父さんが毎日暗記チェック
我が家では金融教育の検証で息子の力を借りているのだが、その責任もあり、学習タスクの中の「暗記」に関しては私も毎日のように協力している。
暗記は本当に大変だ。このことは英語を教えている以上体験済みだ。暗記は頭の筋トレみたいなものだからエネルギーがかなり必要となる。
そのことは私も理解していることから暗記のコツとペースが掴めるまでは私は毎日暗記チェックを行ってあげている。
昨日実は暗記が2回目となる歴史の暗記リストに取り組んだ。初回目は死に物狂いで暗記していたにも関わらず暗記チェックを行った際は文字通りほとんど頭に入っていなかった。しかし昨日2回目の暗記の際にはほとんど頭に入っており暗記チェックは9割以上の正解率だった。
しかしこのような取り組みが可能なのも今年4月から取り組んだタスクを消化する生活習慣のお陰だ。彼は暗記によって通常の2倍の報酬を得るわけだが、自分の理解が進むと同時に親のまなざしと報酬によって頑張りを認めてもらえるわけだから本人も学習意欲が継続しやすい側面もあるのだと思う。
ちょっとした工夫で金融教育と自主学習が手に入る
子供が自ら早起きして勉強し、帰宅後も勉強する生活習慣が作れていると思うと神童でもいるのか?と思う方がいると思う。
しかし我々が行った工夫はタスクと報酬の設定である。
もちろん前回の投稿でも触れたようにその子その子の性格に沿った形のタスク設定が必要だと思うが、少しの工夫で子供は「親のまなざし」と「報酬」を得やすくなる。
我が家はタスクと報酬という設定で子供に対する「親のまなざし」と「報酬による頑張りが認めてもらえている実体験」を提供するに至っている。
もし子供の背中を少し押してあげたいと思っているのであればタスクと報酬の設定によって「親のまなざし」と「認めてもらっている実体験」を子供に提供してみたら如何だろうか?別に勉強だけに限ったことでなく、朝ご飯を食べるとか、野球やサッカーを頑張るとか、ピアノを頑張るとかでもいいと思う。
タスクと報酬の設定は子供の取り組みに親との接点を持たせることにつながるので、失敗しても得るものはあるのだと考えている。
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