中1男子がメルカリでお金を稼ぎたいと言い出した
金融教育が進むとお金への考え方が成長する。先週末、中1男子が金融教育の次なるステップへ足を進めた。それは稼ぎ方の選択肢を増やすというステップであり、今回は自分のものを売ってお金を稼ぐという方法だ。
デュエマのプレミアカードが出た!
我が家の中1男子はつい数日前自分で「稼いだ」お小遣いを使ってデュエマカードを買った。その際に高額取引されているカードが出たようだ。
とても嬉しかったようで、彼は毎日のようにコンビニにカードパックを買いに行っている。
そして彼は今回そのプレミアムカードを売りに出したいということを申し出てきたのだ。
もっとカードを買いたいからプレミアカードを売ってみたい
これまで我が家の長男である中1男子はカードゲーム熱を何回か経験した。ポケモンやらデュエマやらだ。
ただ、今まで彼が買ったカードというのはすべて親のお金で買ったものである。また、「カード熱」というくらいなので熱が冷めたカードは相当数ある。しかし彼がそれらを売ってお小遣いを「稼ぎたい」と強く希望してきたことはなかった。
しかし今回は自分で「稼いだ」お小遣いで購入したデュエマカードなので、彼自身の思考プロセスが今まで購入したカードとは少し異なるようだ。
彼はそのカードをどうしても売ってみたいと言い出したのだ。
カードを売ることでお小遣いを増やしたい
彼がそのカードを引き当てたとき、コンビニからルンルンで帰ってきた。
今まではカードを買うとなると親の承認を得る必要がありなかなか思うように買うことができなかったが、今は自分でお小遣いを「稼いで」いるのと、親も金融教育の一環で買い物は自分の判断で行わせているので、以前よりも自由にカードを購入できるようになった。
なので彼はさして親への相談もなくカードを買い、そしてプレミアカードを引き当てたわけだ。
実はこのプロセスは今までの「親のお金」を使ってカードを買っていたプロセスとは大きく異なる。
それは「稼ぐ」「使う」というプロセスの中で「親の介入」がないのである。親のお金の「使う」場合、親から「なぜそれを買うのか」そして「どうせ使わなくなる」というような「介入」があった。そしてカードを買うということが許可されたとしても、「ほらもう使わなくなった」というような「介入」もある。しかし、お小遣いを「稼ぎ」稼いだお小遣いを「使う」という場合はこのような親の「介入」がほとんどないのである。そうなることで確かに金融教育が進み、結果自分の所有という感覚、そしてそれをさらにお金に変えるという考えに至ることが出来たのだと考えている。
親は金融教育という側面でのアドバイスだけで良い、ということになる
子供がお小遣いを「稼ぐ」ようになると、親は子供がどうお金を使うかということにおいて一定の距離をもって接することが可能になる。なぜならば「使って」失敗したとしてもそれは「教育」のチャンスとなるからだ。
金融教育を開始する前は「失敗を防ぐ」為の助言をしていた。すなわち親のお金を使うわけだから、上手に使ってほしいと思うわけである。さらに何が出るかわからないカードパックに自分のお金を使ってもらいたいと思うことなどできず、欲しいカードを買うならお金を出してもいいという助言をしたこともあるくらいだ。
しかし、今は違う。少し極端な表現かもしれないが、金融教育が進むなら、仮にカードパックを買って散在してお金がなくなっても、それは彼にとっては良い経験になると考えられるようになったのである。
すなわち、大人になって何かにはまり際限なくお金を使って困るくらいなら今数千円を使い果たし本人がお金の使い方に失敗したなという経験をしてもらったほうがよっぽどよい教育であると考えられるようになったのだ。
今回はカードにはまってそれを買うというお金の使い方を楽しんでいるが、プレミア付きのカードを引き当てた際に、それを売りさらにカードを買うという行動を続けたいようだ。
そして親から見ればそれもまた金融教育上よい経験になると考えることができているのである。金融教育は体験型教育だからだ。
金融教育で子供は成長を手に入れる
今回の中1男子のカードを売るという行動はもちろん親の手伝いがあってできることだ。
しかし実際にカードを売りに出し、金額などを自分で設定させたりする中、金融教育が進んでいると思うことができた。
経済社会はサービスの売り買いが活動の根底にある。それが中1から学べるのであれば本当に良い時代になったなと感じる。
テクノロジーの進化、さらには教育の発展によって、家庭でも与えることができる実践的な教育と出会えたのは我が家にとっては財産となること間違いなさそうだ。
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