【フィクション】置き配
北海道から帰ってきた日のこと。
私の玄関前に荷物が置いてあった。
そういえば、新しく買いなおしたパソコンを玄関前に置いておくように置き配を利用していたんだった。
すぐさま部屋に運び込んでパソコンと回線つないだ。
新しいパソコンは回線速度も安定してる、なおかつデザインもかっこいい。
頼んでよかったと心から安堵する。
その2日後、玄関前にまた荷物が置いてあった。
この時は置き配を利用した覚えも通販で注文した覚えもなかった。
不審に感じたので部屋に入れずにその場で開けることにした。
すると、人の手や頭部が入っていて恐怖で思わず腰を抜かしてしまった。
友達に連絡して事情を話して来てもらったところ、彼女はこういった。
「ごめん、送る場所間違えちゃったみたい。」
どうやらあれはマネキンの体のパーツだったようだ。
ドッキリで別の友達を驚かせるために送るものだったのだが、どうやら私の住所を書いて送ってしまったみたいだ。
いい迷惑だ。
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