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「オンライン〇〇」はどう受け入れられていくのか【キャズム 1】

こんばんは〜、今日も自宅勤務頑張りました〜。

さて、今日は「キャズム」(ジェフリー・ムーア)という経営学の本で述べられている、ハイテクがどう受け入れられていくのかということについて何日間か書いていこうと思います。

最終的に、「オンライン〇〇」というハイテクがどう学校現場に受け入れられていくのか。そのためにはどういう考え方で、どのような行動をするべきかに言及できればと思ってます。

この本の中で1番重要な概念に「ハイテク・マーケティング・モデル」というものがあります。自分の価値観や行動を変えるような技術・商品が世の中に登場した時にどのような態度・姿勢を取るのかを場合分けして、その変遷を図にしたものです。実際に、見てもらいましょう。

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この理論によると、新製品への反応の仕方は5種類に分けられ、広まっていく順番があります。(左側から広まっていきます)

例えば「いつ、電気自動車を買いますか?」という問いに対する答えで、あなたがどのタイプなのか大体わかります。一度考えてみると面白いですよ。

「永久に買わない」と思っているならば、その人は新たなテクノロジーには全く興味を示さない1番右側に位置する「ラガード(懐疑派・無関心層)」です。

「ほとんどの人が電気自動車に乗り換えて、ガソリン自動車を運転することが不便になってきたら買おうかな」と思っているならば、「レイト・マジョリティ(保守派・追随者)」です。

「電気自動車の便利さが証明されて、電気自動車向けのサービスステーションが街中で多く見かけるようになったら買おうかな」と思っているならば、「アーリー・マジョリティ(実利主義者)」です。

逆に近所でまだ誰も電気自動車を持っていない時に買おうとする人は、「アーリー・アドプター(先駆者)」もしくは「イノベーター(革新者)」です。

「アーリー・アドプター」と「イノベーター」の違いは、「新しい技術」に対する考え方です。「イノベーター」はただただ新しい技術を使ってみたい!と思っている人たちで、「アーリー・アドプター」は自分のビジョンを実現するためにはこの技術が必要だ!と思って使い始めます。

完全に僕は「アーリー・アドプター」だなあと思っています。(僕には実現したいビジョン・理想があるので!!)

そして、その割合も大事なのですが、
「アーリー・マジョリティ」「レイト・マジョリティ」「イノベーター+アーリー・アドプター+ラガード」の比が大体1:1:1です。だから、「オンライン〇〇」みたいなハイテクを広めようと思ったら、「アーリー・マジョリティ」と「レイト・マジョリティ」をどう巻き込むかを考えないといけません。

そこで、図をもう一度見てもらうとわかるんですけど、実はそれぞれに間が空いてますよね?その間をうまくつなげることができたら、ハイテクは広まっていきます。その中でも、「アーリー・アドプター」と「アーリー・マジョリティ」を分かつ、とりわけ大きな溝が「キャズム」なんです。

明日は、「キャズム」をどう乗り越えるかということについて、お話したいと思います。

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