アマプラで、東宝のモビルスーツ映画「ガンヘッド」を観たのだが・・・。
う〜ん。はじめて観たのですが・・・モビルスーツ映画というので、てっきり、モビルスーツ同士が戦う映画だと思ったのですが・・・。
ひたすら、閉じ込められたところから「なんとか逃げようとする」映画でありました。これには失望しました。
せっかく、マクロスの河森 正治さんが素晴らしいメカニカルデザインを描いたのに…。
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役者の演技力と、そもそも監督の演出が合わさって、台詞が聞き取りづらいストーリーが分かりにくい…。
しかし序盤から割とポンポンテンポ良く死んで進むので意外とストレスは少ない?演出が軽いんですよね、ええ、軽い軽い、ポンポン死にまする。
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リアルなやりとりを意識して何言ってるか聞き取れない台詞や、アメリカ映画を意識かカッコつけて滑ってるシーンや、そもそも『?』なシーンも多いが、
30年経っても原田監督はあまり変わってないから、そういう個性なのだと思う。
ガンヘッドのデザインと、エイリアン2とターミネーターとゴジラとロボットものを合体させたB級な(しかし邦画としては死ぬ程金がかかってる…)空気は嫌いじゃない。
けれど、ロボットどうしの戦いが無理なのなら、せめて、「ホラー色」をもっと強くしてほしかった。いま、日本だけ発売されない「おま国ホラーゲーム」のような恐怖演出を出せば、もっと見どころがあったと思うのですが。
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世界観やキャラクターの服装とかは凄く作り込まれてるけど、ストーリーと台詞が本当に訳がわからない。
悪い言い方すると終始やる事全てが滑ってるんですよね。
あっ!死んだ!、何故落ちた?、何故死んだ?、ん?何語?、あれあいつどこ行った?、今から何するんだろう?、何が言いたいのかわからない。みたいなのがずっと続く映画です。こんなに90分ぐらいの映画を見てて早く終わらないかなぁ…と思うのも久々で本当に誰かの解説がほしいです。
凄くお金かかってそうなのに、どうしてこうなったんですかね。
あ、ミッキー・カーチスは、いいですね。東映の「真田風雲録」や、市川崑の「野火」なんかでも、良い芝居をしています。好きです。