![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/169998339/rectangle_large_type_2_2729abe7879b3fd345959ba0c18c1f95.jpg?width=1200)
「世界」について考えてみた
息子の発言に、考えさせられることがよくある。
子どもは何も知らないからこそ、大人では思い至らないところまで気付き、考え、疑問を抱くらしい。
脳みそのシワが日々刻まれていっているだろう、今この時に、世の中にはいろいろな考え方があるのだということを伝えたいと思っている。
息子の疑問
息子:ねぇねぇ、ママ~。
私:(お、きた。いつもの疑問タイムですね。)なに〜?
息子:世界ってさあ~、
私:(主語デカっ)
息子:縦なのかなぁ、横なのかなぁ?
ほぉ〜〜〜〜ん。
これまた考えがいのある疑問を投げかけてくれた。
息子には、
ちょっと考えておくね、と回答を待ってもらっている。
世界は「縦」なのか「横」なのか
息子に聞かれてから1週間と少し経とうとしている。
毎日寝る前に考えているが、ひとまとめに「縦だ」とか「横だ」とか言えないのではないか。
視点によって「縦」だったり「横」だったりするのかもしれない、と思ってきている。
地理的・物理的には…
「世界地図」と言われた時、どのような地図を思い浮かべるだろうか。
私たちが普段よく見るメルカトル図法タイプの世界地図の場合は、「世界は横」かもしれない。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/169965365/picture_pc_a5b2f6f34b844760a112068caa73cf58.png?width=1200)
が、モルワイデ図法タイプもしくは地球儀の場合、若干「縦」感が出るような気がする。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/169965405/picture_pc_cba94afbca1eeeaf6679acb77e142769.png?width=1200)
そもそも重力というものがあるし、やはり「世界は縦」なのか?
社会的には…
インターネットが普及した現代において、どの世界の人とも繋がることができるようになった。これは「横」の繋がりだ。
そして何より、人類は皆平等で、対等である、と思いたい。
しかし、階層構造があるのも事実。
社会における権力は「縦」の概念だ。
上が偉くて、下は上に従う。
心理的・精神的・道徳的?には…
最近注目の、SDGs的観点で言うと、「横」だろうか。
2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された,2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。
貧困をなくし、多様性を受け入れ、選択肢を広げ、誰もが平和な地球の中で生きていく。
「横だ」というよりは、「横を目指している」か?
哲学的には…
重力基準であれば「縦」だが、水平線を基準にすれば「横」だ。
そもそも、世界つまり地球はそれ自体が、そのものとして存在しているのだから、「縦」でも「横」でもない?
「世界(地球)」は「世界(地球)」であって、それ以外の何ものでもない、、、
「縦」とか「横」とか、人間が作った概念だし、、、
哲学的なことまで考え出すと、脳みそがドロンドロンになるので思考をストップする。
結論
私が出した答えは、「世界は縦にも横にも無限に広がっている」。
お分かりかと思うが、考えることから逃げた。
というか、
「縦でも横でもある」けど「縦とか横とかじゃない」。
息子は何を考えていたのか
息子も、4歳ながらに
「世界って縦的な視点も横的な視点もあるよな〜」
と思った結果、どっちなんだという疑問を抱いたのだろう。
その4歳が考えた視点がどういう視点なのか、聞いていなかった。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/169967110/picture_pc_4e3e5866e4ec389c5d4c939dcf83925f.png?width=1200)
その観点でいくと「縦」なのか?
4歳の視点を聞いて、31歳のママが考えた視点はこんなのがあったよ、と伝えよう。
それから2人で、「縦なのかな?横なのかな?」と一緒に考えよう。
私が考えた以外にもいろいろな視点があるのだろうと思う。
息子の脳みそをもっともっとシワシワにするために、私ももっと視野を広く持たねばと、新年早々気持ちを新たにさせられた出来事であった。