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ぼくのポエム

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自分で書いた詩をまとめました。 過去作も含みます。 下書き的な側面もあります。 最後の方にその詩を書いた経緯なども載っています
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2021年7月の記事一覧

[詩] 蝉時雨

[詩] 蝉時雨

風を浴みに外へ出た。

風は街を滑走する
その摩擦によって
大気は熱を帯びていた
無数の塵を巻き上げて
仄白く霞んで見える

背筋を伸ばしたコンクリート壁に囲まれながらも
葉緑の中に
密かに蒼を携えて
その樹は立っている。

天を掴むように広げた身体でも
掬いきることができなかった光が
木漏れ日となり
僕の顔の皺を増やした。

その木漏れ日の収束地点で
茶色い樹幹に紛れながら
一匹の蝉が哭いている

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[詩] まどろみの最中

カーテンが音も無く揺れている。
その間隙から漏れ出した朝陽は
真っ直ぐ手を伸ばし
挑発するように僕の顔を撫でている。
支配的なその光から逃れるように
部屋の奥へ移動した。

不意に、目覚まし時計が鳴り響いた。
それが消灯の合図だったかのように
僕は床についた。

今日が明日になってから8時間ほどたった時のことだった。

束の間の
緊張からの解放。

有意識がリアルの条件なら
僕は少しの間だけ
この

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