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銀シャリライブに初参戦〜橋本さんのエッセイを添えて〜

うちの相棒 ぶーさんのご機嫌を一発で直すキラーフレーズがある。

ワン パンチ ツー ヤングマン

これだけ見ると、なんのこっちゃ、とお思いになるだろうが、これ、
お笑いコンビ・銀シャリ 橋本さんが昨年末のTHE MANZAI2023の「クマ撃退」というネタ中に発したツッコミなのだ。

前置きが長くなったが、うちのぶーさんは銀シャリ 橋本さん(とブラックマヨネーズ小杉さん)が大好きだ。
ぶーさんにとって最強のツッコミは、今のところ橋本さんなので、あまり元気がない時や疲れている時に先述のキラーフレーズを唱えると、なぜだか知らんが一人できゃっきゃし始める。どうやらネタ自体を思い出してご機嫌になっているらしい。

嫁の私からすれば手っ取り早く旦那の機嫌を取ってくれる魔法の一言なので、大変助かっていて、橋本さんには勝手に感謝しまくっている。
我が家にとっては神。神フレーズである。


そんなに好きならと、日頃まあまあ仕事で忙しいぶーさんに喜んでもらうため、そして、素敵な嫁を演じるため、
銀シャリ単独ライブ 「シャリとキリギンス
のチケットを頑張って入手した私だったのだが、目論見は見事に外れた・・・。

ライブ当日、ぶーさんには外せない仕事が入り、泣く泣くライブを諦めた。まんまとフラれた私は、銀シャリどころか、お笑いにもそれほど興味のない親族代表1名と単独ライブに初参戦することとなったのである。

折角 2枚取ったのにな。



場所は、大都会 東京 有楽町 の ヒューリックホール東京
ビルの11階にある、おしゃれシアターだ。

看板もシャレオツ。

初参戦の私たち2人は、遅れないように開場5分前に劇場に到着。
するとそこには既に、当日券を求める人の長蛇の列。
そして、入場を待つ人たちの列も長く伸びていて、早々にビビり倒した。

え?チケットあるけど並んだ方がいいんかな?
どうしよ。
でもチケットあるしな。

しかも入場待ちの列に並ぶ人々は、
それはそれは大きな橋本さんの似顔絵が背中に入ったパーカーを着ていたり、カバンに銀シャリカラーのキーホルダーらしきブツを付けていたり、先日発売された橋本さんのエッセイ本を経典のように二宮金次郎状態で読んでいたりして、これまたビビる。

なにせこちとら初参戦。
ただの無地のトレーナーだし、背中のリュックには経典どころか”武器“は一つも入っていない。
完全なる丸腰。丸腰中の丸腰なのだ。

しかし私は知っていた。その経典がサイン入りで会場の物販で売られることを。

その経典、物販で買うつもりですよ、私

とハンズアップ状態で、敵意のないことを心の中で唱えてみる。

とはいえこちらは新参者。
みなさんのお邪魔になってはいけないと、開場までの時間をすみっこに固まってやり過ごすことに決定。

落ち着かない気持ちでそわそわ過ごしていると、いよいよ会場の扉が開け放たれた。

劇場入り口のもぎりを抜けるとそこは銀シャリ一色であった・・・。

・・・あ、青と赤という意味ではなくて。

お二人のパネル、チラシで着用した衣裳、鰻さんの絵が展示されていて、つい足が止まってしまう。しかし見惚れている時間は私にはないのである。
まずは橋本さんのサイン入り経典、否、エッセイを入手しなければならないため、そそくさと物販の列に並び、程なくして、無事にGET。
初参戦とはいえ、やればできるもんである。

似顔絵似すぎじゃないか!
サイン入り。うぇーーい(喜)

残りの時間で、ポスターやらパネルやらを撮影してみたりしているうちにあっという間に開演時間がやってきた。



客席は老若男女問わず多くの人で溢れ、満員。
その客層の広さに、驚愕した。こんなに広いのって、お笑いか千葉にある夢の国くらいなんじゃないだろうか。
そして何がすごいって、この後ずっ―――と、銀シャリのお二人はこの広い客層を余すことなく笑わせることとなる。
すごいなんてもんじゃない!

ライブの内容はネタバレになると困るのであまり詳しく書かないが、
漫才6本、6着替え、1ロケ
と贅沢で大満足な120分弱だった。

私と斜め前の小学生らしき少年はスカイダイビングのネタで、
あまりお笑いに興味のない親族代表とその隣の見ず知らずのおばさんは、
早口言葉のネタで、笑い転げたことだけ報告しておきたいと思う。

ちなみに私は、隣の女性が、ツッコミを繰り出す橋本さんに小声でツッコんでいるのを聞きながら、
お茶の間か!
と、おばちゃんに心の中でツッコんだりして、それはそれでなかなか楽しい時間だった。

行ってよかった
頑張ってチケット入手してよかった
なんてもんじゃないくらいよかった!!


最後に、一瞬だけ真面目な話をするが、
この世で一番難しいのは人を笑わせることだと思っている。
120分弱という長時間を、マイク1本、たった2人で、あれだけの人を笑わせるって、神業以外のなにものでもないと思う。しかも老若男女を問わず。

本当に神である。
鰻神と橋本神だ。
笑神様だ。

手に入れた経典、否、エッセイは、帰宅後早々に読了したが、橋本さんの脳内をそのままのぞいているようでもあり、漫才を文字で読んでいるようでもあって、とても面白かったし、サイン入りのエッセイ本を手に入れたぶーさんはまた一人できゃっきゃしていた。

よかったよかった。

来年は銀シャリ20周年の記念イヤーだそう。
来年こそは一緒にライブに行けるといいね、ぶーさん。

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吉田
最後まで読んでいただきありがとうございます!もうそれだけで感無量。

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