【百年ニュース】1921(大正10)4月1日(金) 法政大学予科の革新的カリキュラムが話題に。森田米松(草平)が当時の現代文学である夏目漱石『吾輩は猫である』を講義。予科部長の野上豊一郎の方針は「自由な組織,実質的教育」。外部招聘の非常勤講師は全廃し,全て専任講師による授業を実施。
同じく日本大学も芸術の民衆化,評論家の育成を標榜し「芸術大学」創設の準備中。画家の平福百穂,石井柏亭,久米桂一郎,美術史家の滝精一,大西克礼,劇作家の小山内薫,作家の菊池寛ら個性的講師陣。当時は多くの私立大学により様々な試みがなされた。日本大学芸術学部は多くの芸術家輩出。
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