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日記_2024年10月14日(月)_ 『BLUE GIANT展』 (渋谷パルコ8階)に行ってきました

 8:12、スタバ。
 秋晴れで日差しはあるのに空気は冷たい、清々しさが感じられる朝。

 普段とはちょっと気分を変え、広々とした空間で日記を書きたかった。だから、散歩がわりに駅まで歩き、数駅電車に揺られた場所にあるスタバで書いている。

 残念ながら、高さがちょうどの机がある席が全部埋まっている。そのため、腰を曲げてローテーブルに前かがみとなり、万年筆を走らせているところ。

 昨夜、日記を書いたのが21:30。そして、今この日記を書いているのが8:00くらいだから、前回の日記から12時間も経ってない。昨夜21:30以降にあった目ぼしいイベントは、就寝のみ。

 (さあ、どうしよう。何を書こうか・・・)

 何を書くか、万年筆を走らせ間延びさせている間に、必死で考えるーー 。

ブルージャイアント展
『BLUE GIANT展 あるピアニストの物語』 (渋谷パルコ8階)


 昨日、渋谷のパルコで開催されている、『BLUE GIANT展 あるピアニストの物語』に行って来た。
 漫画ブルージャイアントのピアノマン、沢辺雪祈 (さわべ ゆきのり)をメインに取り上げた、ミニ展覧会。ゆっくり人がいない時に観たくて、渋谷パルコが開店する11:00ちょうどくらいに訪れた。

 展覧会場である渋谷パルコ8階には、映画館も入っている。そのため、エレベーターの扉が開いたすぐ向こうには、レッドカーペットが敷かれ重厚な雰囲気が広がっていた。

 目当ての展覧会会場は、外からでもパッと分かった。『BLUE GIANT 』の文字や、原作漫画の熱い魂のこもった線描が目に飛び込んできたから。

 足が、一目散に会場へと向かう。
 はやる心を抑えるように、会場入り口で一度立ち止まった。

 ーー入場無料ーー

 知ってはいたけど、念のため今一度その文字を確認して、会場内に足を踏み入れる。

 展覧会の内容は、主に作中で雪祈がメインとなるシーンの切り抜きが、額縁に入れられて飾られていたり、大きく拡大されていたりするもの。

 印象的だったのは、展示されていた内容というより来場者に関すること。
 女性の来場勝者が全体の9割以上を占めていた。自分を除き、周りはみんな女性、女性、 女性。
 作中でイケメン、かつ悲劇のピアニスト(でも、漢気と胸に熱いものを持った好青年)として描かれているから、女性ファンが多いのかもしれない。

 構成はほんの少しの、まさに無料のミニ展覧会だった。
 ガッツリした原作ファンの人には、少し物足りないと思う。けれど、「無料で、ちょっと立ち寄ってサクッと楽しみたい」という人には、ライトに楽しめておすすめだと思う。

 会場終わりには、虎へび珈琲が1杯500円で飲める、ジャズを聴けるコーナーがあった。
 僕はオレンジの (珍しい!) の風味がきいた珈琲を、連れの人は深煎のブラック珈琲を注文。

 オレンジ風味のコーヒーは、まさに柑橘系の果実の香りが鼻から抜ける感じで、後味もすごくサッパリ。コーヒーの苦味というより、オレンジジュースを飲んだ後の爽やかさが口に残る感じだった。

 連れの人と、互いの珈琲をシェアして深煎のブラックも飲ませてもらった。深煎とはいえ、こちらも苦味はあまりなく、口に含んだ瞬間にボディの重さは感じるのに、それが一瞬でサッと舌の上でとろけて消える感じ。とても上品な、まさにスペシャリティーコーヒーだった。

 コーヒーを口にしながら、ゆっくりジャズの音にも耳を傾けた。
 流れていたのは、モンクやビル・エバンス、ジョン・コルトレーンやハンク・モブレーなど、定番のジャズメドレー。

 ただ、やはり音響機器が素晴らしく、どの曲も携帯からイヤホン越しに聴く音とは一線を画していた。「音にふくよかさがある」というか、柔らかな温かみが感じられた。

 サクッと気軽に立ち寄って楽しみたい人には、無料だしおすすめかな♪


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