ストレスと脳と副腎と・・・あと胃
1月30日 土曜日
皆さんこんにちは、おはようございます、鍼灸師のヨーハンです。
昨日からまた急に冷え込みまして、本日も昨日と同じく寒い日になりそうですが、本日からお休みの方も多いかと思われます、皆様はどのようにお過ごしでしょうか?
私は、本日もご予約を頂いておりますので、治療に精を尽くそうと考えております。
明日のご予約を頂いている方の中で、おそらく3歳のお子さんと共にお越しになる方がおられます、最近はそのお子さんの脈をみさせていただくこともあり、非常に勉強にもなります。
お子さんの脈の診方は、大人の人の診方とはまた違う方法を取ります
もちろん橈骨動脈には変わりないのですが、使用する指は一本だけなんです。
これはまだまだあまり言えませんが、今後にお伝えしようと思います!
さて、本日はストレスと副腎と脳との関係について考えたいと思います。
「ストレス」とは?ウィキペディアさーーーん!
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ストレス(英: stress)とは、生活上のプレッシャーおよび、それを感じたときの感覚である。
オックスフォード英語辞典では、苦痛や苦悩を意味する distress が短くなった単語とされる。
ストレスの概念は一般に、1930年代のハンス・セリエの研究に起源を持つとされる。
この文脈では、精神的なものだけでなく、寒さ熱さなど生体的なストレスも含む。
ストレスが健康に影響を与える研究が行われてきた。様々なストレス管理の方法がある。
しかし、近年の2012年の研究では、ストレスが健康に影響を与えると認識している群の死亡率が43%高まることが見いだされている。
逆に認識していない群はそうではない。
そのようなストレスに対する認識の影響の研究が進展している。
それにもかかわらず、ストレスとさまざまな障害との関係を考えると、ストレスを軽減する方法を見つけることは、健康を維持するのに役立つとハーバード大学医学部は主張している。
ストレスを和らげる方法はたくさんある:瞑想、マインドフルネス、ヨガ、週末の遊び、休暇。
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とのことです。
一般的なストレスのイメージでは、仕事や、日常全てにおいて、人間関係や学校の試験や仕事のプレッシャーなどの精神的な部分を良くイメージされると思いますが、例えば、寒さや暑さについてもストレスですし、乾燥も湿気も気圧も風邪もいってみれば、全ての刺激は身体に影響を与えるものですので、ストレスと一括りにしても問題ないと思います。
これは、マイナスな面だけではなく、幸せな気持ちに関してもストレスともいえます。
東洋医学でも、喜びすぎたり、笑いすぎたりすると内臓を痛めますよ~
って言ってますし、昔からストレスという言葉は使わずとも、似たようなものを認識はしていたということでしょう。
このウィキさんにも書かれていますが、ストレスを認識していると死亡率が43%上昇するのに対して、ストレスを認識していないと影響がないという研究結果が出ているとのこと。
ストレスを感じるかどうか、その出来事や影響をどのようにとらえるかで身体に対する反応が大きく変化するということでしょう。
では、ストレスを身体が感じた場合、どんな反応を示すのでしょうか?
ストレスを脳が感じたとき、視床下部が反応します
そして下垂体と副腎のホルモン分泌を開始します
すると、心拍数の増加、血圧の上昇、食欲の低下の反応を身体が示します
最近、ストレスは大脳皮質にある、前頭前野にも影響をおよぼして精神機能を奪うことが分かってきたそうです。
それにより前頭前野の感情や衝動を抑制している力が弱まり、原始的な視床下部が強くなり、不安や抑え込んでいた衝動に負けたりするようになるとのことです。
流れはこうです。
ストレス
⇓
脳
⇓
神経からノルアドレナリンやドーパミンなどの神経伝達物質が放出
⇓ 前頭前野にて濃度上昇
活動が弱まり、やがて止まる
⇓
行動を調節する能力低下
⇓
視床下部から下垂体に指令
⇓
副腎がストレスホルモンのコルチゾールを血液中に放出
⇓
脳に届くと事態は悪化
⇓
自制心はバランスを崩す
といった感じにストレスは脳と副腎に影響を与え、それによりさらに脳に影響が来る、という形になっています。
しかし、ドーパミンとノルアドレナリンにより前頭前野が止まっても、いつもなら神経伝達物質の分解酵素が働き、機能停止はストレスが軽減すれば基に戻る。
でも慢性的なストレスにさらされ続けると、前頭前野の樹状突起は委縮する。
前頭前野の樹状突起は再生しますが、ストレスが非常に強い場合は回復能力が失われるとのことです。
※東邦大学 「ストレスと脳」参照
いかがでしょうか?
ストレスと脳と副腎の関係はつかめたでしょうか?
これにプラスするのであれば師匠曰く
「副腎が弱れば必ず胃が疲れてくる」とのことです。
食欲が乱れたり、食べた後にすっきりしない、おなかが張る感覚がある
などの症状が表れたり、胃の消化能力が低下することで腸に負担がかかり、いずれは便秘、下痢に繋がることもあります。
そして便秘が続くと、腸の動きが悪くなり、悪循環となります。
場合によっては、ここから心臓へ負担をかける結果となり、不整脈が起こったりすることもあります。
最初はほんの少しの我慢だと思っていたストレスが、身体の中では非常に大きな波となって影響を与えてしまい、いずれは大きな病へと発展する可能性は大いにあります。
ストレスというものを正しく知って、対処をして健康を損なわないように環境やストレスに対する考え方を準備する必要があるかもしれませんね!
ちなみにストレスがかかりすぎると脳にやはり熱を持ってしまうようで、脈にも脳の場所が強く打ったり打ち方が尖がったような感じになったりとしていますので
その時に患者さんに「何か大きなストレスがありましたか?」と伺うと、大概、いつもとは違う何かが起きていて、それをストレスとして脳がキャッチしている状態だと判断できます。
このストレス状態をいち早く発見し、大きなうねりとならぬうちに、抑え込んでしまえるように、治療をするなり、自分なりのストレス解消の方法を一つ二つ持っておくことをお勧めいたします
ということで、本日は以上となります
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