部下が考えたネタを、潰すのではなく、立派な形にする =自律するチームのつくり方=
部下が考えて、 「こうしてみたらどうでしょうか」と持ってきた提案。
内容を聞いてみると、「それができたらいいけど、現実的に難しいのでは?」とか、「そのやり方では、社内の承認が取れないよなあ」とか、「まだまだ考えが浅いよな」と思うことがあります。
そんなとき、「ここがこうダメだから難しいね。もうちょっと考えてみて」と言うことは簡単です。更に考えて再提案してくる部下に対してはそれでよいのですが、そのまま提案を取り下げてしまう部下に対してそれを言うと、せっかく提案してくれたことが台無しになります。
そして、「次に提案を持って行くときには完成度を相当高めてから持っていかなくては」と考えてハードルを一段と上げるため、結果的に提案を持って来なくなります。
同じダメ出しでも、「この提案はいいね。でも、このままではうまくいかない部分があるから、是非、チームのみんなに協力してもらってアイデア検討会をやろう。知恵を絞って高めていけばきっと実現できるよ」と言うと、随分印象が変わります。
そして、実際に検討会を開いて、どうやれば実現できるか議論して、アクションプランに落とし込んで形にする。そして、実現できたらチームのみんなで、その過程を振り返る。
そうすると、提案した部下は自信がつきますし、他のメンバーも、最初の提案時点のレベルを知っているため、提案のハードルが下がり、「自分も提案してみよう」という気になるのではないでしょうか。
部下が考えたネタを持ってきたら、こんな風に活かすことを考えてみてはどうでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。
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