旅行記『ひとり福岡編、1日目』
2月3日、午前11時過ぎ。数年ぶりに乗った飛行機で羽田空港から発つ。ときおり横に揺れたり不安定に降下したりするたび、ぎゅっと手を握りしめて目を瞑った。福岡まで生きてたどり着けるだろうか。死ぬときは乗客もパイロットさんも乗務員さんもみんな一緒だ。でも、一緒だからといって怖さが消えるわけではない。怖い、という感情が人数分増えるだけだ。
飛行機の窓から見える景色を眺めていると、自分ひとりの存在って本当にちっぽけなんだよなぁ、なんて改めて実感してしまう。スカイマークは機内サービスで