ビジネス書に特化した読書法 レバレッジ・リーディング
誰向けの記事か
・読書が苦手な人
・読書をしているけどいまいち効果が実感出来ていない人
・効率よく読書をしたい人
本書を読む目的
最近読書の習慣化を目指していて、他の人の読書法が気になっていました。
そして、自分の読み方はどうなのか、もっと効率のいい方法があるのか?そういったことが知りたかったので読んでみました。
そして、ブログを始めるきっかけとなったブロガーのヒトデさん(@hitodeblog)がおすすめしていたのもあり、読み始めた。
本書の結論
・読書は先人たちの知識や経験が詰め込まれた、安価でしかも短時間で獲得出来る超コスパのいい自己投資
・多読がおすすめ
・読書前に必ず読む目的を明確にしておけば「カラーバス効果」によって読書スピードも効果もアップ
・本のポイントを抽出してメモにまとめる。そして実行して自分に落とし込む。
作者の経歴
レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役
シティバンクなどの外資系企業を経て、バックスグループの経営に参画し、常務取締役としてJASDAQ上場に導く。現在は、日米のベンチャー企業への投資育成事業を行い、各社の社外取締役や顧問などを兼務する。
ビジネス書を毎日1~4冊本を読み年間400冊読んでいるという経験から本著を執筆。
読書はコスパのいい自己投資
読書というのは世界中の偉大な先人たちが長年培った経験や知識が凝縮された非常にコスパのいい自己投資です。
著者は読書をする時間がないと嘆いている人に、時間がないから読書が出来ないのではなく、読書をしないから時間がないんだと。
仕事に関するノウハウや知識を本から学ぶことによって仕事に活かして業務時間を短縮出来るため時間が生まれる。
本というのは様々な先人たちや成功者が長い期間をかけて、経験から習得した知識を体系立てて書かれたもの。
僕たちがゼロから経験を積んで本に書かれていることに到達するのは非常に大変です。しかも必ず到達するとは限りません。
また、著者に話を聞きに行こうとしても、アポを取るのが難しいし交通費・宿泊費等のお金も時間もかかってしまう。
しかも、実際に会えたとしても体系立てて話を聞き出すのは至難の技です。
その全てが1500円前後で買えて自分のものに出来てしまうというのはコスパが良すぎます。
多読がおすすめ
本を多く読むこと、多読をおすすめします。
読書は最高の自己投資というのがわかったと思いますが、投資効率は量を増やすことによって上げられます。
できるだけたくさんの本を読んで考えの偏りを防ぐ効果があります。
とはいえ、本をたくさん読むことは時間がかかりますよね。
なので、多読は役に立たない情報はきっぱりと切り捨てる技術と言っています。
その方法を解説します。
読書を始める前に読む目的を明確にしておく
読書を始める前になんのために読むのかというのを決めておくのが重要です。
これは、カラーバス効果という現象を利用した読み方です。
人間はある一つのものを意識した時に、それに関係する情報が目に入りやすくなる現象です。
例えば、奥さんが妊娠した途端に町中で妊婦さんが目に入ったり、自分の欲しいクルマを見つける機会が増えるようなことありませんか?
読書も同じで目的を意識して読むと、その目的に関連した情報が目に入りやすくなり読書のスピードも上がります。
そして、全てを読む必要はありません。
自分の決めた目的に合わないところは積極的に読み飛ばしましょう。
制限時間を設けるとよりスピードが上がる
いつまででもいいやと思いながら読むとやっぱりダラダラしちゃいますよね。
著者は大体1冊1~2時間で読んでしまうと言います。
僕的にはかなり短いと感じるので、まずは2時間で設定してどこまで読めるかを試してみてから調整するのがいいと思うので早速やってみようと思います。
まずは全体を俯瞰して読む
俯瞰して読むというのは、「まえがき」「目次」「あとがき」を先に読んで本の全体像を把握しておくということです。
前述したように目的を決めてから全体を俯瞰してみると自分の気になるところが目にとまるようになります。
そうすることによって、どこの章を重点的に読めばいいかというのがわかります。
目的地を決めて、地図(目次)を見てから読みすすめると効率よくそして素早く読むことが出来るんですね。
本のポイントを抽出してメモにまとめる。そして実行して自分に落とし込む。
本はきれいに読まないいけないと思い込んでいませんか?
読書する時は、本を汚すように読んでいきましょう。
汚すというのは、気になるところや重要だと思ったところに積極的に線を引き、気付きがあれば余白に書き込む。
気になるページは端を折って重要なところがわかるようにしておく。
その上で、それをメモにまとめるのが良い。
読んだ本から自分にとって重要なところをピックアップしたものをピックアップしてまとめておくことを「レバレッジメモ」と呼んでいます。
そしてそのメモを繰り返し読み返した上で、最後に一番重要なのが行動に移すということ。
本から学んだ知識が自分の生活や仕事でどのように使えるかというところまで考えて、確実に実行すると、初めて先人の知識と経験を自分の血肉にすることが出来ます。
自分自身どこを取り入れようと思ったか。
・目的を明確にして俯瞰読みをしてから中身に入るようにする
・読書の制限時間というものを設けてみる(最初は2時間以内にする)
・レバレッジメモはnoteの記事にする
・学んだ知識を自分に取り入れて実行する
まとめ
昔から読書しろ!と言われ続けていましたが、読書のメリットについて説明してくれる人はいませんでした。
本書ではそこの部分を一番最初に言語化して丁寧に説明してくれています。
これからも読書を習慣化していこうと思える一冊でした。
非常に読みやすい本なので読書が苦手な人にもおすすめです。
他にも読書術本を読んで情報を更新しています。
読めば読むほど濃くなる情報を是非。
複数冊読む時間を節約出来ますよ。