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【理学療法士と知る】筋トレがメンタルに及ぼすプラスの影響

【動作・歩行・呼吸の専門家】である理学療法士として、身体の歪みや不良姿勢が及ぼす身体への影響や、生活における悩みとの繋がりについての解説と、その改善方法・予防方法として、【運動や、生活に取り入れてほしいこと】もあわせてお伝えしています。

わたし自身が女性ということもあり、特に女性の身体と心についての投稿を主に書いています。男女問わず、もしよければ「ちょっとした悩み事」や「○○について知りたい!」などのコメント・リクエストなどもいただけると嬉しいです。

脳は【変化】をストレスに感じること、さらに女性は毎月【変化】が起こるので、よりこの【変化】による影響へのケアが必要だということ、そして疲れを取るために簡単な運動をしよう、とお伝えしています。

ここ最近は筋膜リリースを取り上げていましたが、次は【理学療法士の専門分野】道具も何もいらない基本の運動である【筋トレ】に着目してみましょう。

とはいえ筋トレの方法や、身体へのメリットだけをお伝えしても面白くありません。身体と心は繋がっており、身体へのプラスの影響はメンタルにもプラスに作用します。そこで今日は筋トレが【メンタルに及ぼすプラスの影響】も、あわせて投稿していきたいと思います。

皆さんも「筋トレがメンタルに良い影響を与える」と聞いたことがあるのではないでしょうか。「筋トレが最高のソリューション」なんて本も販売されていますね。これまで数々の研究でも、筋トレはメンタルに良い影響を与えることが報告されています。

具体的に、筋トレが身体と心にもたらす効果は以下の7つです。
効果その1:血行が良くなる
効果その2:幸せな気分になれる
効果その3:睡眠の質が上がりよく眠れるようになる
効果その4:不安やイライラが解消する
効果その5:認知機能が向上する
効果その6:やる気や向上心が出る
効果その7:自己コントロールができ自信が付く

効果その1:血行が良くなる

筋トレを行うと筋肉が酸素を必要とし、毛細血管が開きます。普段使われずに休んでいた毛細血管も開いていくため血流が増加し、また動かすことで筋肉もほぐれ、さらに血行が良くなります。身体も温まり、リフレッシュやリラックス効果も得られます。

効果その2:幸せな気分になれる

筋トレをすると【セロトニン】も分泌されます。セロトニンは、わたしのnoteではおなじみですね。精神の安定に関係する脳内の神経伝達物質のひとつで、【幸せホルモン】の異名を持つホルモンです。このホルモンが分泌されると、幸福感も感じられますし、その他に集中力が高まる効果も得ることができます。

効果その3:睡眠の質が上がりよく眠れるようになるは

筋トレすることで適度な疲労感を得られ、眠りにつきやすくなります。良好な睡眠が取れると中枢性疲労も軽減し、判断力や集中力も上がります。ある研究では、有酸素運動よりも筋トレの方が睡眠の質が改善した、という結果も出たとのことです。

※一方、寝る前の筋トレは交感神経を優位にし、逆に寝入りを妨げるため、筋トレは夕方までに実施することをおすすめします

効果その4:不安やイライラが解消する

筋トレ時には先述のセロトニンや、この後の項目に出てくる神経伝達物質が分泌されます。これらの物質によっても不安感が軽減されますが、運動自体も不安やイライラを解消することが明らかになってきています。

不安な時、人の心臓は高鳴り、手先が震えたり、冷汗が出たりします。このような身体症状が現れると、さらに脳が「今自分は不安なのだ」と認識し、不安感が強まることがあります。

筋トレをすると、同じように心拍数が上がりますが、「自分で取り組んでいること」であり、コントロールが可能であることを脳が認識しています。

この体験の積み重ねが、不安感を軽減させ、他の場面でも不安を感じにくくなることに繋がっていることが示唆されています。

効果その5:認知機能が向上する

こちらの投稿でも書きましたが、運動をすると筋肉から【イリシン】と呼ばれるホルモンが分泌され、このイリシンが脳で【BDNF】という物質が分泌されるよう働きます。

この【BDNF】が、脳の中のネットワークを構築・強化しし、記憶力や認知機能を高めてくれるのです。

効果その6:やる気や向上心が出る

筋トレをすると、【テストステロン】といわれるホルモンが分泌されます。テストステロンは男性ホルモンの1つで、骨や筋肉の成長を促進したり、意欲を向上させたりする働きがあるホルモンです。

女性の身体にもこの男性ホルモンは存在しています。テストステロンの効果で、男女ともに気持ちが前向きになり、やる気や向上心が出るとともに、メンタルの改善も期待できます。

効果その7:自己コントロールができ自信が付く

筋トレは身体のラインを整えてくれたり、血流を促して美肌に繋がったりと、外見上の効果をもたらしてくれます。このこと自体も自分に自信を持たせてくれるでしょう。

しかしそれだけではありません。筋トレのキツい負荷に対して、自分で能動的に取り組みやり切った達成感や成功体験、また日々継続して実績を重ねていくことが自分への信頼感を高めてくれます。

※習慣化の投稿でも、なぜ継続が自信に繋がるか書いていますので是非読んでみてください

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決して強い負荷である必要はありません。自重トレーニングでも十分に効果が得られますので、是非始めてみてくださいね。

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運動習慣作りや自分の姿勢や身体の歪み、呼吸法などの把握・改善はとっても地道ですが、「しっかり取り組もう、改善しよう」と思われた場合は、やはり客観的な指導があることが一番効率的かと思います。

動作・歩行・姿勢・呼吸の専門家である理学療法士視点を入れて、一度ご自身の身体をチェックしてみることはいかがでしょうか。

現在の問題点や、改善するためのセルフエクササイズ、おすすめのトレーニングもお伝えできます。お気軽にご相談ください。

また、もっと知りたいことやわからないことがある場合も、是非コメントや連絡いただけると嬉しいです。

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