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レッツ フィーカ!手作りお菓子をふるまったら職場の笑顔が増えた話。

みなさんは「フィーカ(Fika)」を知っていますか?

ヨックモックの社名の由来であるスウェーデンの生活習慣のひとつ。
「Fika」は友人・家族・同僚などとコーヒーやお菓子を囲んで過ごすリフレッシュとコミュニケーションの時間です。

スウェーデン語の「kaffi(コーヒー)」のkaとffiをひっくり返して、この言葉が生まれたといわれています。スウェーデンでは、ランチ休憩とは別に、午前と午後にそれぞれ15~30分のフィーカ休憩をとることが一般的なのだそう。なんとも羨ましい!

ヨックモックでは、50周年である2019年に、月に1回、「フィーカ」を開催していました。社長室を解放し、社長や社員が気になっているお菓子を用意し、社員同士が語らい合う人気の企画でした。その後も不定期に開催されていたものの、コロナ禍によって残念ながらお休みに。

今年は55周年の特別版として復活し、代表者がお菓子を手作りして同僚にふるまうことになったのです!
今回のnoteは、お菓子づくりに奮闘する社員の姿、フィーカ時間の様子をお届けします。

お菓子の会社の社員はみんな上手にお菓子をつくれるのか?!
コーヒーとお菓子を片手に、ゆるりとお楽しみいただけると幸いです。


2024年、進化してフィーカ復活!

55周年記念で復活したフィーカについて、経営企画部のYさんに企画意図をお聞きしました。

― なぜ55周年でフィーカを復活することにしたのですか?
55周年記念に社員の共創企画として何かしたいと思っていました。50周年の時は本社勤務の一部の人しか参加できなかったため、全社に枠を広げてフィーカを実施することにしました。

― 部門の代表者がお菓子をつくることにした理由を教えてください。
同僚にお菓子をふるまうことで、お菓子で人と人とをつなぐ会社を体現したいと考えました。「お菓子づくりの楽しさを社員に感じてもらいたい」と思っていた商品開発(以下、開発)担当が声をかけてくれ、共同で運営することに。役員と一緒にお菓子づくりをするのも開発のアイディアです。

― 役員の手作りお菓子が食べられる「フィーカ開幕式」、とても盛り上がりましたね!

2024年3月実施 フィーカ開幕式

100名以上に参加いただき、お菓子が足りなくなるんじゃないかとヒヤヒヤしました(笑)。役員のお菓子づくりは、開発が組んだレシピにとどまらずみなさんの創造性が加わりとても賑やかだったんです。開幕式の様子を見て、社員を喜ばせたいという役員の想いが伝わっていると感じました。

今回のフィーカ全体を通して、お菓子があると楽しいな、考えるとワクワクするな、というお菓子の力をもっと感じられる企画になっていると思います!

ワクワクドキドキのお菓子づくりに密着!

7月某日、商品開発部のラボに集まった参加者たち。

総務、予算管理、海外展開、ブランディングを担当する部署、5つの店舗からの代表者です。

― みなさん、お菓子をつくることはありますか?
Iさん:50周年企画で実施されたお菓子づくり教室以来です!
Hさん:入社前にヨックモックのレシピ本を持っていて、面接でクッキーをつくっていると話したら驚かれました!今も自宅でお菓子づくりしています。
Kさん:実は元パティシエなんです。まだ入社して日も浅いので、初めてお会いする方ばかり。店舗を代表して参加するのはちょっと緊張します。

初心者からプロまで、お菓子づくりの経験値には差があるようです。
みんな上手にできるのでしょうか?

今回つくるお菓子は、パウンドケーキ「ケーク オ フリュイ」「カカオの絞りクッキー」、そして「フィナンシェ」

商品開発が先生となり、お菓子づくりをサポートします。
「お菓子づくりの“楽しいところ”だけを経験してほしい」
そんな思いから、計量や粉をふるいにかけるなどの準備作業を済ませてくれていました。

※残念ながら分量などの詳細のレシピは秘密なのですが、開発担当に教えてもらった美味しくつくるコツをご紹介します!

それでは、お菓子づくりスタート!

1、ケーク オ フリュイ

砂糖漬けしたフルーツのうまみが、生地のコクを引きたてるパウンドケーキ「ケーク オ フリュイ」。しっとりした食感が魅力です。

2人1組で共同作業。バター、砂糖、卵、アーモンドパウダー、薄力粉など原材料を混ぜ合わせます。

<ポイント>
●バターは事前に常温に戻して、指で押すと跡が残る程度を目安に軟化しましょう。
●卵は常温に戻したものを使用し、数回に分けて加えましょう。 加えた後は、都度しっかり混ぜて乳化させましょう。

久しぶりのお菓子づくりにちょっと戸惑いながら混ぜるIさん
こんな感じに混ざればOK!と先生は随時教えてくれます。

今回のパウンドケーキには、フルーツミックスをたっぷり入れます!

生地ができたら、絞り袋に入れて、

型紙を敷いた焼き型に、重さをはかりながら絞り入れます。

仲間の様子を見守ります。

いざ、オーブンへ!行ってらっしゃい!

約40分焼成します。
美味しくできるかな?

2、カカオの絞りクッキー

焼き上がるのを待つ間に、「カカオの絞りクッキー」をつくります。
ココアの風味が際立つ上品なクッキー。お好みでジャムを絞ったり、チョコレートをコーティングしたりするのもおすすめだそう!

軟化したバターと粉糖を混ぜます。

<ポイント>
●バターは常温に戻して、指で押すと形が残る程度を目安に事前に軟化しましょう。
●粉を加えたら、さっくりと混ぜましょう。

卵白を加え混ぜて、薄力粉とココアパウダーを加えて混ぜます。

だんだんと生地がまとまってきていますね。

絞り袋に生地を入れて、絞ります。
まずは開発担当にお手本を見せてもらいましょう!

ハート、3、うずまき。初心者向けに下にガイドを敷いてくれています。

みんな真剣な表情で、思い思いに絞っていました。

とっても上手とみんなの注目を浴びていたKさん(写真右)。パティシエ経験者さすがです!
店舗名や部署名などの文字に挑戦したり、大きくしたりと個性豊か!

オーブンに入れて10分、向きを変えてさらに5分焼成します。

3、フィナンシェ

お昼休憩の後は、「フィナンシェ」をつくります。
焦がしバターの風味と、バターの香りが上品なお菓子です。バターの焦がし具合で、風味に個性が出ます!

卵白に砂糖、バニラペーストなどを加え温め、ふるった薄力粉とアーモンドパウダーを混合して加えます。

バターを溶かして、焦がしバターをつくります。

だんだんと色が濃くなってきました。どこまで焦がすのか個性が出ます!

生地と焦がしたバターを混ぜ合わせます。

<ポイント>
●焦がしたバターは、温度を下げてから加えましょう。

絞り袋を使って、生地を型に流し入れます。

ちょっとしたハプニングも!笑いをありがとうございました!

予熱したオーブンで8分、反転させてさらに4分焼成します。

焼き加減を見ながら時間を調整します。

焼き上がりました!
ひっくり返して型から外し、粗熱が取れるよう冷まします。

重たい鉄板をドキドキしながらひっくり返していました。きれいに焼けています!

すべてのお菓子ができました!

お菓子づくり初心者の社員も、開発担当の完璧なサポートのもと、上手にお菓子をつくれました!

どれもとっても美味しそうに焼き上がりました!

― お菓子づくりに参加してどうでしたか?

Sさん:ヨックモックグループのビジョンにある「人とお菓子の理解者」になるってどうすればいいのだろうと思っていたのですが、お菓子づくりによって得られるものがありました。

Oさん:普段は集まることのないメンバーが一致団結して、笑い合いながらお菓子をつくることはとても楽しかったです。お菓子の力を感じました。

Aさん:帰って娘ともつくりたい!のですが…今日はありがたいことに開発の方が計量をしてくれていて、洗い物はいつの間にか片付いていて、お菓子づくりの「楽しいところ」しかしていないので、家ではやりません(笑)
焼きたてフィナンシェの美味しさは味わってもらいたいので、もう少し大きくなったら挑戦したいと思います!

緊張もほぐれて、みんなとってもいい笑顔!おつかれさまでした!

みんなでフィーカの時間

翌々日には、青山事務所にてフィーカが開催されました。お菓子を楽しみに、続々と集まってくる社員たち。

つくり手のみなさんのお話から始まります。

Mさん:美味しいと思ってもらえるよう心を込めてつくりました。
Iさん:自信を持って美味しいと言えるものができました!
Tさん:フィナンシェはバターの焦がし具合で味が変わるので、食べ比べて楽しんでいただけると嬉しいです。

期待が高まる中、スタートの掛け声はお決まりの「レッツ フィーカ!」

つくり手のみなさんと同じ部署の方で記念撮影!

美味しいお菓子を囲み、みんな思わず笑顔に。

はじめましての挨拶あり、部署の垣根を越えた交流あり、同期との再会あり、穏やかであたたかな時間が流れていました。

自宅で、オフィスで、公園で。
家族と、友達と、同僚と、もちろん一人でも。
お菓子と飲み物があればフィーカの始まり!
忙しない日々にほっと一息、あなたも「フィーカ」をしてみませんか?

(おわり)

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