ついた病名は適応障害
休んで1週間ほどは自宅から自宅作業をできる時にするかたちで対応させてもらっていたので、毎日朝勤怠の連絡を出して(これがまた微妙に嫌な気持ちになる…)微妙に休まらない日々を過ごしていました。
お世話になりまくっている上司のマネージャーNさんにも個別に毎日メッセージを送り、自分のコンディションや今日も休んでしまってごめんなさいという気持ちを伝えていました。笑(これ思い返すととても困る笑)
休みが1週間を越えた頃、Nさんから産業医面談と健康推進室(弊社にある健康を推進してくれる全社機能です)と面談があると思うけど、専門的な方達に入ってもらうことでより安心して休んでもらえる環境を作るためだから心配しないでね。といった連絡をもらいました。
正直、産業医の先生とも健康推進室の方とも今まで関わりもなく過ごしてきて、心配しないでねとこんなに優しく言ってもらったのに、しこたま緊張もしたし、なにより
ああ、いよいよ自分は病気になるんだ。
という自分が弱っていて病気であることを認めることが結構グッときました。笑
特に、自分がメンタル不調をきたすとおもっていなかったし、本当に本当に自分の非情さが恥ずかしいのですが、身の回りのメンタルが弱ってしまっている人に対してどう関わればいいかわからず、必然的に距離をおいてしまう癖のようなものがありました。
もちろん仲のいい人ほどめちゃくちゃ心配だし、早く良くなってほしいと心から思います。
今思うと「自分には受け止めきれない」という気持ちから、自然と現実と向き合えずに逃げていたのだと思います。自分から連絡しても何もしてあげられないなとか。
だから、心や体が弱ることを今まで理解もできなかったし、いざ自分が当事者であると認めざるをえなくなった時に、無心になりました。
産業医の先生と健康推進室の人事との面談は、良くも悪くも事務的でした。笑
それより驚いたことは、
会社は思ったよりも助けてくれる
という事です。まず健康推進室という組織がある事にわたしはびっくりしたのですが、改めて考えても企業としてすごいことだと思います。
優しすぎることもなければ、感じが悪い訳でもないテンションで、話をしながらプロってすごいなと思ってしまいました。(多分何人も私のような人と対話されてるので、普通なことかもですがw)
出社ができなくなった経緯を話し、会社での休みの対応やこれからのこと、クリニック受診での診断書の事などを伝えてもらいました。
恥ずかしい話ばかりで本当にあまり言いたくないのですが、休職になると1番不安だったのが
お金の不安
でした。
じゅうぶんな貯金もなく、手当金がでることもネットで見たけれど、すぐに支給される訳ではないらしく生活の不安が1番大きい。
これは、いままでズボラな生活を送ってきた自分の自己責任なのですが、生活の不安について相談した際に、言って頂いて本当に反省した言葉が
会社は慈善事業じゃないので
という言葉でした。
本当にその通りすぎて、わたしはなんて甘えた考えをしてるんだ…とめちゃくちゃ反省しました。笑
そりゃ働かずしてお金が入ってくるわけないので、何かあった時のために少しでも貯金やお金の使い方に気をつけなきゃいけないなと、本当に考えを改めました。笑
病院選びについては、自分でもなんとかしないとと思ってメンタルクリニックを自分で事前に調べていたのですが、なんとなく今日の面談を経てからのほうが踏ん切りがつくかなと思い、人事の方に進めて頂いた都内のクリニックを後日受診しました。
こういう事にしっかり気づかせてくれたり、クリニックについても、「精神科」というと圧迫感を感じてわたしもあまり言いたくないのですが、「メンタルクリニック」とか「クリニック」という言葉に変えるだけで少し雰囲気が違うなと思いました。
産業医の先生もクリニックの先生も、人事にしても実際相性の問題は大きいのかなと思いますが、わたしは対応して頂いた方に恵まれたなと本当に思います。
慈善事業ではないけれど、会社は意外としっかりとした対応と対話をしてくれる
うちの会社を選んで良かったなと思った瞬間ベスト1かもしれません。笑
どんな福利厚生よりも感謝かも…
面談後、とりあえず診断書が必要とのことだったのでクリニックを予約しました。
後日クリニックを受診した結果は
適応障害
仕事以外にもいろんな焦りが原因なのはこの時は今ほどわかっていなかったけど、病名がつくとやっぱりちょっと悲しかったです。
診断書には就労可能とも書かれず、
上記病名にて通院中。配置転換、業務調整が望ましい。
との記載。
今の部署に異動してからの不調なので、わたしも受診した頃は違う部署に異動すればどうにかなりそえだとも考えていたので、これは異動の切符を手に入れたぞ〜!とちょっと嬉しくもなりました。(厳禁な事ですが)
まだこの時には更なる現実と向き合う事になるとはつゆ知らず…笑
今振り返ると、今までもきっとこうなる予兆はあったのだと思います。何度も辛いことはあったし。でもなんとなく自分を誤魔化して、時にはなにかに当たって自分は悪くないって正当化したりして。ただ、それがうまく消化できなくて今に至るかんじです。笑
診断書を手にした2度目の面談についてはまた後日お話します。