これは、世代間ギャップなのか?
「Yさんに、◯日の勤怠登録漏れてるって言っておいて」
オフィスにて。
上司(おそらく50代)が去り際に、私に声をかけて外へ出ていった。
Yさんが離席していた為、近くに座っている私に声をかけたのだろう。
「わかりました」
と返事はしたものの、心の中で
「自分でスマホにメッセージ送ればいいのに」
と思ってしまった。
まあ、メッセージを打つ時間もないほど忙しかったのかもしれないけど。
私だったら、本人に直接メッセージにするかな。
もちろん、これが家族だったら、今回みたいに声かけて終わるけどさ。
…
ん?
家族だったら?
自分で書いていて、
過去に読んだ本の内容をふと思い出した。
確かそれは、日本の働き方の歴史を振り返るような本。
今とは違い、過去には土曜日も働くのが当たり前な時期があった。
(平日勤務のサラリーマン想定で書かれていた)
で、会社にいる時間が長いからなのか、働く社員たちの関係は、
もはや”家族”だと考えられていたとか。
…
そうか。
もしかして、私に声をかけた上司は
働く社員たちのことを
”家族のような存在”
と捉えていたのかもしれない。
そういえば、
以前20代の若手社員が辞めた時、当時の上司(還暦前後)が言っていた。
「辞める前に、相談してくれたらよかったのに」
「俺は、家族みたいに思っていたんだけどな」
と。
正直、私はそれを聞いて驚いた。
もし仮に私が会社を辞めるとしても、おそらく辞める前に相談はしないと思う。
そして、冷酷かもしれないけど、家族のように思ったことはない。
…
これって、世代の違いなんだろうか?
それとも、個人の感覚によるものなんだろうか?
私はギリ30代なのだけど、
Z世代について書かれた書籍を読んでいると、感覚的には近いな〜と思うことがよくある。
(決して若ぶっているわけではないw)
この前読んだ
「静かに退職する若者たち」も、
なんか分かるなー(静かに退職する若者の気持ちが)と思った。
ちなみにこの本、
テンプレに沿った1on1なんて、茶番じゃないか!という著者(大学教授)が、あれこれ学生に働きかける様子や若者の感覚が書かれていて、面白い一冊。
…
で、なんだっけ。
働く人たちのことを
「家族」のように思うのは、世代間ギャップなのか、それとも個々人の問題なのか。
もちろん、働く環境にもよると思う。
家族経営だったら、文字通り「家族」なわけで。
小規模な会社だったら、比較的アットホームで家族っぽい感覚になるのかもしれない。
答えは分からないけど、
「色々な感覚の人がいる」
と思えば、何事にも寛容になれるのかもしれない。
そんなことを思った出来事だった。
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