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説得と納得の違いってなんだ?

説得と納得。
似てるけど、確実に違う言葉。
この違い、説明できますか?

ということで、今日はこちらの本より。
KindleUnlimited対象本。

説得と納得。
私のイメージはこう。

〈説得〉
両肩をつかまれて、体を揺さぶられる。
「いい?とりあえずやるんだよ!理由はともかく…とりあえずやってみて!」

強引がすぎる。
圧が強い。
そこに「自分」という主語がない。
主語が「他者」のイメージ。

<納得>
たとえば、やたら安いエアコンが売ってる。
なんでこんな安いの?
→調べる、もしくは人に聞く
→そうか、この商品はメーカー廃盤品だから処分したいのか、と納得する。
主語は「自分」のイメージ。

だから…主語の違いかな?

******

書籍に分かりやすい例が載っていたので紹介。

スマホや携帯電話を使わないおじいさんに対して、

「パソコンを覚えないと時代に取り残されますよ」
説得 (反発したくなる)

「パソコンを覚えると、お孫さんと毎日テレビ電話できますよ」
納得 (孫という最大の関心事を持ち出して、自らパソコンの方へ歩み寄ってもらう)

なるほど。
これは想像できる。

では、なぜ説得されると反発したくなるのか?

答えは簡単。
立派な正論(英会話をやりなさい、資格を取りなさい等)であっても、
他人事なので耳を貸さない から。

人は正論だけでは動かない、はよく聞く話。
正しいと頭では分かっていても、肝心の「こころ」が動かないと、当事者意識は芽生えない。

先程のおじいさんの例。
それは、「孫」というキーワードによって

他人事→自分事、に変換された のです。

シャキーン!(←変換された音。オリラジではない。古。)

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説得ではなく納得、で人は動くことは分かった。

では、どうやったら他人事じゃないと思ってもらえるの?

「会話とはキャッチボール」という話はよく聞きますが…書くことも同じ。

いいキャッチボール
=読者が受け止めやすいボールを投げること。

そのためには、しっかりとした論理が必要。

キャッチボール。
投げ手が下手だと、受け取れないですよね?

なんだか、自分に言われてるみたい。
つまり、「投げる練習」が必要なんですね。

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ってことで、まとめるとこんな感じ。

・説得や正論では、こころは動かない
・納得させる=自分ごとにさせる
・自分ごとにさせるには、キャッチボールを繰り返す

noteの書き方の参考になりそう!と読んだんですが…
これ、小学生娘の宿題丸つけにも応用できるんじゃ?と。

たとえば、間違えたところがある。

「なぜ違うか分かる?」
「どこが違うかな?」

と投げかけて会話しながら、徐々に納得に近づけていくことが必要なのかな?と。

いきなり「答えは○○でしょ」って正論言っても「???」だと思うので。

いや、こう書くと簡単なんですが。
実際にいいボール(言葉)投げるのって難しい。

丸つけ後のやりとりで、娘が「分からない!」と怒っていることがよくあります。

時に泣きながら。
時にブチ切れながら。
時に大声を出しながら。

ボールの出し方、練習する必要があるみたいです。


そして…
キャッチボールには忍耐力も必要だよな、と実感する私なのでした。ふう。

<あとがき>
本日の記事は、2022年8月の記事をリライトしたものです。
約1年前、宿題の丸付けに悪戦苦闘していたようです。で、現在は?
私よりも忍耐力のある夫が、主に担当していますね笑 適性の見極めって大事。
今日もありがとうございました。

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