説得と納得の違いってなんだ?
説得と納得。
似てるけど、確実に違う言葉。
この違い、説明できますか?
ということで、今日はこちらの本より。
KindleUnlimited対象本。
説得と納得。
私のイメージはこう。
〈説得〉
両肩をつかまれて、体を揺さぶられる。
「いい?とりあえずやるんだよ!理由はともかく…とりあえずやってみて!」
強引がすぎる。
圧が強い。
そこに「自分」という主語がない。
主語が「他者」のイメージ。
<納得>
たとえば、やたら安いエアコンが売ってる。
なんでこんな安いの?
→調べる、もしくは人に聞く
→そうか、この商品はメーカー廃盤品だから処分したいのか、と納得する。
主語は「自分」のイメージ。
だから…主語の違いかな?
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書籍に分かりやすい例が載っていたので紹介。
スマホや携帯電話を使わないおじいさんに対して、
「パソコンを覚えないと時代に取り残されますよ」
→説得 (反発したくなる)
「パソコンを覚えると、お孫さんと毎日テレビ電話できますよ」
→納得 (孫という最大の関心事を持ち出して、自らパソコンの方へ歩み寄ってもらう)
なるほど。
これは想像できる。
では、なぜ説得されると反発したくなるのか?
答えは簡単。
立派な正論(英会話をやりなさい、資格を取りなさい等)であっても、
他人事なので耳を貸さない から。
人は正論だけでは動かない、はよく聞く話。
正しいと頭では分かっていても、肝心の「こころ」が動かないと、当事者意識は芽生えない。
先程のおじいさんの例。
それは、「孫」というキーワードによって
他人事→自分事、に変換された のです。
シャキーン!(←変換された音。オリラジではない。古。)
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説得ではなく納得、で人は動くことは分かった。
では、どうやったら他人事じゃないと思ってもらえるの?
「会話とはキャッチボール」という話はよく聞きますが…書くことも同じ。
いいキャッチボール
=読者が受け止めやすいボールを投げること。
そのためには、しっかりとした論理が必要。
キャッチボール。
投げ手が下手だと、受け取れないですよね?
なんだか、自分に言われてるみたい。
つまり、「投げる練習」が必要なんですね。
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ってことで、まとめるとこんな感じ。
・説得や正論では、こころは動かない
・納得させる=自分ごとにさせる
・自分ごとにさせるには、キャッチボールを繰り返す
noteの書き方の参考になりそう!と読んだんですが…
これ、小学生娘の宿題丸つけにも応用できるんじゃ?と。
たとえば、間違えたところがある。
「なぜ違うか分かる?」
「どこが違うかな?」
と投げかけて会話しながら、徐々に納得に近づけていくことが必要なのかな?と。
いきなり「答えは○○でしょ」って正論言っても「???」だと思うので。
いや、こう書くと簡単なんですが。
実際にいいボール(言葉)投げるのって難しい。
丸つけ後のやりとりで、娘が「分からない!」と怒っていることがよくあります。
時に泣きながら。
時にブチ切れながら。
時に大声を出しながら。
ボールの出し方、練習する必要があるみたいです。
そして…
キャッチボールには忍耐力も必要だよな、と実感する私なのでした。ふう。
<あとがき>
本日の記事は、2022年8月の記事をリライトしたものです。
約1年前、宿題の丸付けに悪戦苦闘していたようです。で、現在は?
私よりも忍耐力のある夫が、主に担当していますね笑 適性の見極めって大事。
今日もありがとうございました。
▼元の記事はこれだよ。
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