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ふと立ち止まって
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何気なく過ごしていたつもりが、いっぱいいっぱいになっていることに気がつくときがある。
そんな時は、目の前の世界は陰鬱でよどんだ灰色だったり眩しいくらいの極彩色だったり。
いっぱいいっぱいの自分はそんな世界に目を向けられなくて。
そんな刺激的な一瞬も、とてつもない底なしの闇だと思って絶望した時期も、人との交わりや時間の移り変わりの中でぼんやりと昇華され、彩度や明度が変わってゆく。
時に残酷で絶望的に思えたとしても、そんな時期はいつかは終わる。
いいことが続かないように、悪いこともきっと長くは続かない。
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森絵都さんの「カラフル」を読み終えました。