言葉の宝箱1231【いいかい。これまでの希望に放り出されたら、新しい希望を見つけるの】
一度は売ったものの手放したことを後悔していた帯留めが戻ってきたと、
旧知の東京のアンティークショップから連絡をもらったお草。
早速その店に向かうが、そこで耳にしたのは顔なじみのバーの雇われ店長が殺されたらしいという話だった。生前に彼と約束を交わしていたお草はそれを実行に移すが、その後、新幹線で何者かに追われている様子の母親と少年と隣り合わせる。そして、その少年を預かることになるが――。
殺された知人、生前の約束と怪しげな現金、最凶の男……。
事件の全貌もわからぬまま少年と逃避行を続けるお草は、どこへ行くのか?
・若い時分は周囲との摩擦も多い。
人の無理解に憤ったり窮屈な思いをしたり P11
・自分の選択がいいのか悪いのか、結果っていつ出るんでしょう P18
・美しいものは人を黙らせる。敬意を抱かせる。時には外交以上だ P30
・いいかい。
これまでの希望に放り出されたら、新しい希望を見つけるの P188
・人は生まれる場所も、親も選ぶことができない。
所詮、人生は不公平だ。そんなことはわかりきっている P201
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