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言葉の宝箱1472【相手を傷つけるのが嫌だといえば聞こえはいいが、本当は相手を傷つけることで自分が傷つくのが怖いのだと、薄々、感付いていた。優しさではなく臆病、気遣いではなく卑怯なのだと。感付いているから、さらに萎縮してしまう。臆病で卑怯な自分を知り、縮こまるのだ】


『The MANZAI 十六歳の章』あさのあつこ(角川文庫:平成30年7月25日)


・相手を傷つけるのが嫌だといえば聞こえはいいが、
本当は相手を傷つけることで自分が傷つくのが怖いのだと、
薄々、感付いていた。
優しさではなく臆病、気遣いではなく卑怯なのだと。
感付いているから、さらに萎縮してしまう。
臆病で卑怯な自分を知り、縮こまるのだ P10

・ぼんやりは封印だ。
何となくも禁止だ P23

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