言葉の宝箱0901【涙っていうのは、話を終わらせたいときに使う武器だよ】
ある日クラスメイトの江見香とフィギュアスケートを習うことになった小学４年生の美馬。フィギュアスケートはすごくおもしろくって楽しくなるはずが、イジワルするライバルや、フィギュアを辞めさせようとする母親もいて。 「でも、わたしはフィギュアが好きだから、負けない！」
スポーツ青春群像物語。
『こんなところにリンク！』『チャンスがやってきた』
『ひみつのビルへ！』『センターのなぞ』『思いがけない提案』
『特訓スタート！』『ショックな言葉』『お母さんの告白』
『大事なふたつのもの』の９章。
・涙っていうのは、話を終わらせたいときに使う武器だよ（略）
カレシに別れようっていわれて、
その話聞きたくない、ってときに泣くのさ。
だれかに怒られて、もう怒るのやめて、っていうときに涙を流すのさ。
君は、話を終わらせたいのかい？そうじゃないだろう？（略）
君はこれから話を始めたいんだ。そうだろう？（略）
そんなときは、泣いている場合じゃない P174
・あなたはさっき
『だれにもがんばれっていってもらえない』ってグチをいってたわね（略）こんな程度で、そう思うならまだまだ甘い。
これからは『がんばれっていってもらえない』どころか、
足をひっぱられることだってある P178