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もしかして話しやすさは救いになる?仕事の不祥事の芽を摘む最善策は厳罰化じゃない。
突然ですが、不祥事を防ぐことはできるものだろうかと…。仕事上、いつもこんなこと考えてしまいます。う〜んと唸りながら。
どんな職種も同じでしょうけど、不祥事は絶根できないものだなぁと感じませんでしょうか?
そんなことで不祥事は防げないものと勝手に決めつけています。
だって、人間がやることだからうっかりヒューマンエラーありますから。
人間は間違うことができる優秀な生き物。必ず間違うものですもね!
![う〜ん、人間ぢゃなくてよかったワン!](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86064964/picture_pc_1e9cd74c94bba229265636daf3224255.png?width=1200)
(unsplash)
やっぱ不祥事は防げませんかねぇ。
ならば、どうしたらよいかと思案していたところ、ひとつの答えらしきことに辿りつきました。
まず結論。不祥事には厳格なルール化や懲罰ではなく<話しやすさ>じゃないかなぁということでした。
きっかけはForbes Japanに掲載された記事※。そこに「不祥事に最初に気づくのは従業員だ。」と記者レポートが掲載されていました。
確かに…。
現場に近い従業員はキーマン。
ただ、従業員が「?」に気づくだけで終わらずマネジメント側がその情報を入手しなければ組織では意味がない。
じゃぁ、どうしたらイイ?
つまるところ、彼らに発信してもらうにはこの<話しやすさ>との結論でした。
仕事場は目標に向かい指示命令とフィードバックの繰り返し。
極めて事務的かつ歯車的。大きな組織になればなるほど余計なこと言わず馬車馬の如く黙々と働く。
よくありがちな光景ですが、そういう組織に限って不祥事が問題化する印象も拭えず、負のスパイラル。
話しやすい雰囲気目指そうとして、組織命令的に「喋りなさい」と指示したところでできるもんじゃない。ルール化では無理。
大切なのは、日頃から『雑談』できる雰囲気あるかどうか…かなぁ。
日頃から気軽に発話や雑談すらできない雰囲気では、何かに気づいても従業員は口を開かないもね。
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そして雑談には緊張しない雰囲気。
わかりやすく言うと、こんなこと言っても、
<怒られない>
<笑われない>
<バカにされない>
<陰口されない>
<許される>
などなど。
そういう気楽に口を開ける空気感をどうやって仕事場に醸成していくか?
マネジメント側の意識が変われば一気に雰囲気変わりますが、マネジメント側に理解なければどうしましょ…。
まずは自分の席半径2mから始めてみますか?
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そこから緩くコミュニケーションスタート。少しずつ雑談の輪を広げていき感染拡大。
口うるさい上司に気づかれたら「不祥事の芽を摘む活動です!」と胸張って…。
一方、私はマネージャー的立場なので、割ときっかけの理由づけしやすい立場です。
で、我が職場事務室内にて、ある実験を始めてみました。
巨大組織の事務室で勤務時間中ず〜っとラジオをBGMとして流す。
お堅い組織ではちょっとドキドキ。
不祥事対策のための雑談雰囲気誘引のためと。
DJトーク、ニュース天気、道路情報が事務室にずっと流れています。
どうやら、みんな薄々、仕事場のお葬式的な重い雰囲気に窒息しそうだったみたい。
最初から好意的に受け入れられました。
何か感じても言えないという現実がそこにあった。
躊躇せずにまずはやってみる。
必ず賛同はあると信じます。
雑談で話しやすい雰囲気はちょっとした疑問も相談しやすく、悩みを打ち明けたり助けを求めたり勇気を出せるようになるので、失敗も隠さずに吐露し協力しあえる。
そんな雰囲気ができ、想像以上に効果を感じることになりますよね。
不祥事を悪化させないため、上司的立場からも雑談は正解な印象。
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そして今回の実験で驚いたのは、ラジオBGMが逆にうるさくて気になると、反対意見を正直に言ってくれる人が現れたこと。
つまり、話しやすさとは、否定意見も臆することなく言えて周りもそれを受け止めるという雰囲気にまで昇華していくこと。旧態依然な組織にはなかなかハードル高いけど、そこまでしっかり醸成したい。
何を言っても怒られない笑われない雰囲気が育つと、発言する側は少しずつ相手を気遣いながら発言し始めるみたい。
また、なんでも言えたとしても、割と険悪な方向にはいかない印象です。
雰囲気なのかもしれません。
そうやって否定意見さえしゃべりやすい空間を育むことで、不祥事の芽を小さいうちに潰していくことができそうな気がしています。
色んな意味で話しやすさが仕事場の救いになっていくことを願うのです。
実験は続く。
yoitenki4110