【日常系ライトノベル #9】雨の日に傘って必要ですか?
色んな人の読み物をさらっと読んで癒される時間は、ある意味贅沢な時間かもしれない。
コーヒーを片手に窓の外から聞こえてくる雨音を聞きながら、ふと苦い思い出が蘇ってきた。苦い思い出というか、正確にはほろ苦く、今なら「そんなこともあったな」って許せるほどの微笑ましい思い出でもある。
そんなこんなで、純平はその思い出を書きたくなったのだ。
特にオチがあるわけでもなく、特別な感動で他人(ひと)を泣かせるようなストーリーでもない、平凡な高校生の思い出のお話。
高校は中高一貫の進学