【童話 #33】小人さんのお引越し
※小学校低・中学年向けのお話です
(お子さんにとって難しい漢字や読みは一緒に考えてみてください)
たっくんの家からひっこしすることを決めた小人さんは、家を出たあとに、どこに住もうかとかんがえながら、のんびりと旅(たび)をしていました。
背中(せなか)にある大きなバッグを肩(かた)からおろすと、段差(だんさ)になった石ころの上に腰(こし)をおろしました。
「どっこいしょ」
小人さんはまだまだ若いのにつかれたような声をだしました。
どうやらバッグがとても重かったのでしょう。