東田純平

たとえ平凡な人生に思えたとしても、1人ひとりのドラマチックな歩みを大切な人のためにあなたが存在した証として、動画や小説でカタチにできたらいいなと思います。マーケティングとはちょっと離れた場所。

東田純平

たとえ平凡な人生に思えたとしても、1人ひとりのドラマチックな歩みを大切な人のためにあなたが存在した証として、動画や小説でカタチにできたらいいなと思います。マーケティングとはちょっと離れた場所。

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    何気ない日常の中のシーンを小説風に想像しながら書き下ろす「日常系ライトノベル」のコーナー。ストーリーはすべてフィクションです。

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    撮った写真を1枚のみUPします。感じ方は人それぞれです。自由に感じ取ってみてください。

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【短編小説 #27】お父さんの想いがつまった手紙

※このお話はフィクションです ・・・・・・ 木曜日の朝 9時55分 「もしもし店長ですか?すみません。先ほど食い逃げが発生しました。車のナンバープレートを見ることが出来たのでメモは取りました。」 電話の声はパートの田村で、やや興奮気味の声であった。 店長の西田はまずは田村が落ち着いて話ができるかどうか確認することにした。 「わかりました。今日は何曜日でしたっけ?」 「えっ、今日ですか。店長、今日は木曜日ですよ。」 田村は不思議そうに返答した。 西田は田村が冷静

    • 【童話 #33】小人さんのお引越し

      ※小学校低・中学年向けのお話です (お子さんにとって難しい漢字や読みは一緒に考えてみてください) たっくんの家からひっこしすることを決めた小人さんは、家を出たあとに、どこに住もうかとかんがえながら、のんびりと旅(たび)をしていました。 背中(せなか)にある大きなバッグを肩(かた)からおろすと、段差(だんさ)になった石ころの上に腰(こし)をおろしました。 「どっこいしょ」 小人さんはまだまだ若いのにつかれたような声をだしました。 どうやらバッグがとても重かったのでしょう。

      • 【童話 #32】たっくん家の小人さん ~小人さんの見た夢(シリーズ最終話) ~

        ※子ども向け(小学生低学年)の作品になります ポカポカとした昼下がりです。この日はお日様の色がまぶしいほどにギラギラとかがやいています。 壁(かべ)の穴から小人さんは部屋の中へ入ってきました。 辺りをキョロキョロと見渡しました。たっくんもたっくんのママもいないようです。しーんとした部屋の中を小走りにキッチンへ向かいました。 途中で大きな壁(かべ)が立ちはだかります。キッチンへつながるドアです。ほんのわずかな隙間(すきま)ですが体をうまくよじらせて通り抜け、小人さんはパ

        • 【童話 #31】たっくんちの小人さんのいたずら

          ※子ども向けのお話です スヤスヤ...。 たっくんは時々(ときどき)、ムニャムニャとつぶやいて、ゴロリンと寝返(ねがえ)りをうっては気持(きも)ち良(よ)さそうにねています。 たっくんのママは寝顔(ねがお)を見ながら、「もうすこし勉強(べんきょう)をしてくれたらいいのになあ」とつぶやき、たっくんの額(ひたい)にそっと手をやり、軽(かる)く、なでなでとしました。 たっくんとママは、たっくんが学校(がっこう)から帰(かえ)ると、こんなやりとりをします。 「たっくん、ゲー

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        【短編小説 #27】お父さんの想いがつまった手紙

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          【短編小説 #29】東京で私はギターを強く抱きしめました

          ■読む前に※1 このストーリーはフィクションです ※2 ストーリーの最後に喫茶店のBGMで「JUJUの東京」が流れます。そこからは「JUJUの東京」を小さなボリュームで聴きながらお読み頂くことをお勧めします。 ■登場人物真希:音楽家を目指して上京した路上ミュージシャン。    個性的で前向きな性格。 達哉:売れないフリーカメラマン。    優しい性格。    大衆が好むものよりも”絵”になるような写真を好む。 安西婦長:帝都大学医学部付属病院勤務。      仕事に厳し

          【短編小説 #29】東京で私はギターを強く抱きしめました

          【童話 #26】おくじょうにさく花

          ※こども向けのおはなしです 今日、たっくんは大すきなお友だちとあそぶ日です。 あそぶ場所は小学校にしました。 たっくんたちはうんどうじょうにあつまりました。 日ようびのごごです。 天気もよくて、青空が広がっています。 たっくんのお友だちは空をながめて言いました。 「あのくもはわたがしみたいでおいしそうだね。」 たっくんはこたえます。 「ほんとだね。あれって食べれるんじゃない?」 おともだちもいいます。 「あんなにおいしそうにしてるから食べれるにきまってるよ。」

          【童話 #26】おくじょうにさく花

          【童話 #25】まーくん家の小人さん

          ※これは子どもむけのおはなしになります 今日のまーくんは一人で学校からかえります。おともだちのみんなは、おむかえが来て車でかえったからです。 雪がふっているさむい、さむい日のことです。まーくんのおうちの人は、おむかえに来ることができませんでした。しんしんとふる雪は少しずつかさなりあっていきます。 まーくんは家にかえるために歩き出しました。まーくんがあるくたびにぎゅっぎゅっと音がなります。いつもよりは歩くのにちからがいります。 学校から家までのきょりはそんなに遠くありま

          【童話 #25】まーくん家の小人さん

          【超短編小説 #24】タイヤの擦れた三輪車

          拓哉は新聞記事に目を止めた。 似たような名前を思い出している。 「まさや」だったか、「まさと」だったか…。 思い出せないもどかしさと同時に、妙に変なドキドキ感と緊張が入り混じった複雑な思いが胸いっぱいに押し寄せてくる。 海岸沿いに打ち寄せる、決して大きくない静かな波が定期的にしぶきをあげて迫ってくる感じだ。楽しいのか怖いのか、どちらかが勝負しながら迫ってくる、あの微妙な感じだ。 * 子どもの頃の記憶というのは、どこか鮮明に覚えていて、またあるところは全く思い出せない

          【超短編小説 #24】タイヤの擦れた三輪車

          【童話 #23】たっくんと金魚すくい

          ※これは子ども向けになります ピーヒャラ、ピーヒャラ、ドンドンドン。 いつもしずかな商店(しょうてん)がいに大きなたいこの音ときれいなふえの音がします。 暗いよみちもちょうちんのあかりで明るく、たっくんのくつのよごれもはっきりと見えてしまいます。 大人どおしがおしゃべりしながら、おいしそうにのみものを飲んでいます。 たっくんは小学2年生で、夏やすみもおわろうとしています。 夏やすみの思い出をつくるために、ちいきのおまつりに来ました。 お祭りにはたくさんの人がいて

          【童話 #23】たっくんと金魚すくい

          【童話 #22】たっくんちの小人さん

          ※これは子どもむけの童話になります たっくんは小学2ねんせいです。 「行ってきまーす」 たっくんは今日もげんきな声で言いました。 げんかんを出てから、あっという間にたっくんのすがたは見えなくなりました。 たっくんはとても早く走って学校へ向かったのでした。 その姿を見たおかあさんはにっこりとほほえみました。 今日は4日つづいたお休みのあとの学校で、たっくんの大好きな体育のじゅぎょうがあります。 みんなでドッチボールをすることになっています。 たっくんはみんなと会え

          【童話 #22】たっくんちの小人さん

          【雑記 #01】子どもとの時間

          今年の3月まで東京でお仕事をしていたため、神奈川県川崎市というところに住んでいました。 渋谷までも電車で15分程度で良く二子玉川あたりでパソコンを広げて仕事をしていることが多かったです。 もちろん日中は会社のある六本木と店舗のある東京区内を電車移動しながらバリバリと働いていました。 出身が九州なので、単身赴任で神奈川へ来ていました。 ちょうど子どもも話がしたい年ごろだったので、夜の時間にビデオ電話をしたりしていました。 けれども一緒に遊ぶということは出来ないので少し

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          【雑記 #01】子どもとの時間

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          【感じる1枚シリーズ #13】緑 / I am healed just by looking at green.

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          【感じる1枚シリーズ #12】You cannot look behind. Because the target is in front of you.

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          【童話 #21】たっくんの夏休み

          ※これは子どもむけのお話になります たっくんにはお父さんがいません たっくんが赤ん坊のころに天国へいってしまったのです たっくんはママと二人でくらしています だけど、ママは昼も夜も働いていてほとんど会えません たっくんは近所にすむお友達のところで遊んで過ごします 本を読んだり、せまい家の中でかくれんぼをしたりしています たまに近所の本屋に一緒に遊びに行くこともあります 本屋さんではお友達の家で読むことができないくらいのたくさんの本を読むことができます だから、

          【童話 #21】たっくんの夏休み

          【日常系ライトノベル #20】ヒトシミュレーターによる”怒りの無い世界”

          「ゴオオ~~~」という音を立てて、美樹の前を地下鉄が通り過ぎていく 美樹は乱れた髪の毛を片手でセットするようにかきあげ、竹橋駅の長いプラットフォーム上で車両を追いかけるように小走りしながら電車へ乗った 座席に座り、バッグからスマートフォンを取り出した ニュースでは、“東亜理化学研究所が「怒りの沸点」に関するメカニズムを解明”とある 記事によれば、人間が怒りの感情を爆発させるポイント(沸点)をコントロールするメカニズムが解明されたというものだった 「私の仕事はそのうち

          【日常系ライトノベル #20】ヒトシミュレーターによる”怒りの無い世界”

          【短編小説 #19】5月24日送信のメッセージ

          ++++++++++++++++++++++++++ 登場人物 ★純平 瑠衣とは高校の同級生。現在はIT会社に勤める平凡なサラリーマン。 趣味のペン字を生かしてInstagramでファンとの交流をとっている。 アカウントの中では顔出し無し。 ★瑠衣 高校卒業後にカナダの男性と結婚し、現在はカナダ在住。専業主婦。 アカウントでは顔出し無し。書道アカウントで開設したInstagramはフォロワー数1万人超えのインフルエンサー。 ★颯太 純平とInstagram(ペン字)を

          【短編小説 #19】5月24日送信のメッセージ